「おうち英語って、意味ないのかな?」
おうち英語を続けているのに、
「全然英語を話さない」
「英語をやっている意味が分からなくなってきた」
「このまま続けて、本当に大丈夫なのかな?」
そんなふうに感じることはありませんか?
私も、子どもとおうち英語を続ける中で、何度も「これで合っているのかな」と迷ってきました。
特に、英語を話すようになるまでの変化は、毎日の生活の中では分かりにくいものです。
でも、第二言語の習得については、家庭や学校などでその言語に触れる量や、実際に使う機会などが、子どもの言語能力と関係することを示した研究があります。
だからといって、「英語をたくさん聞かせれば、必ず話せるようになる」という単純な話でもありません。
子どもによって成長のスピードは違いますし、英語に触れている中で、まず「聞いて分かる」「英語の音に慣れる」といった変化が先に見られることもあります。
あられぽもちろん、わが家でも最初から分かりやすい成果が出ていたわけではありません。
それでも続けていく中で、
「前より英語が分かるようになっている」
「知っている英語が増えている」
「英語の本を読めるようになってきた」
「自分から英語を使う場面が増えてきた」
そんな小さな変化に、あとから気づくことが増えていきました。
この記事では、
- おうち英語が「意味ない」と感じやすい理由
- 英語を話す前に見られる変化
- わが家のおうち英語で実際に感じた変化
- おうち英語を続けるときに大切にしたいこと
を、英語が苦手なママである私の体験も交えながらまとめます。
「今やっているおうち英語に意味があるのかな」と迷っている方の、ひとつの参考になればうれしいです。
※もし「何から始めればいいか分からない」と感じている場合は、まずは全体の流れをまとめたこちらの記事も参考にしてみてください。
※私の英語力については、こちらの記事に詳しくまとめています。
▶ 英語が苦手なママの英語力|高校時代は358点でした「それでもおうち英語はできる?」
おうち英語は意味ない?まず結論
結論から言うと、「おうち英語=意味がない」とは言えません。
ただし、おうち英語を始めたからといって、すぐに英語を話すようになるわけでもありません。
第二言語の習得については、子どもが家庭や学校などでどのくらいその言語に触れているか、また実際にその言語を使う機会があるかと、言語能力との関係を調べた研究があります。



たとえば、Cambridge University Pressの研究では、英語を第二言語として学ぶ子ども113人を対象に、家庭での英語のインプットと英語力との関係が調べられています。
その研究では、兄弟から英語を多く聞いていた子どもほど、語彙など一部の英語力が高い傾向が見られました。また、学校で英語に触れていた期間や、母親の英語力なども、一部の英語力と関連していました。
もちろん、この研究だけで「おうち英語をすれば必ず英語を話せるようになる」と言えるわけではありません。
子どもの年齢や性格、英語に触れる量や内容、実際に英語を使う機会など、さまざまな要素が関係します。
だからこそ、私はおうち英語の成果を、「英語を話したかどうか」だけで判断しないことが大切だと思っています。
たとえば、
- 英語の音に慣れてきた
- 英語を聞いて分かることが増えた
- 知っている英単語やフレーズが増えた
- 英語の絵本を楽しめるようになった
- 英語でやりとりする場面が増えた
- 自分から英語を使うことが出てきた
こうした変化も、おうち英語を続ける中で見えてくるものです。
わが家でも、最初から「英語が話せるようになった!」という分かりやすい変化が続いたわけではありません。



むしろ、振り返ってみると、「そういえば、前はここまで分からなかったな」「いつの間にか、こんな英語を使うようになったんだろう」と、あとから気づく変化のほうが多かったように思います。
では、なぜ「おうち英語って意味ないのかな」と感じてしまうのでしょうか。
ここからは、私自身がおうち英語を続けてきて感じたことも交えながら、「意味ない」と思いやすい5つの理由を見ていきます。
おうち英語は意味ない?そう感じる4つの理由
おうち英語を続けていると、
「毎日やっているのに、全然話さない」
「教材を使っているけど、本当に身についているのかな?」
「このまま続けても意味がないんじゃない?」
と、不安になることがあります。
私自身も、子どもの英語がなかなか目に見える形で出てこない時期には、「これでいいのかな」と何度も考えていました。
でも、振り返ってみると、「おうち英語に意味がない」と感じていたときには、いくつか共通する理由がありました。
特に大きかったのが、
- すぐに英語を話すようになると思っている
- 英語に触れる量が少ない
- 「話すこと」だけを成果だと思っている
- 日本語と同じスピードで伸びると思っている
という4つです。
ここからは、それぞれについて詳しく見ていきます。
①すぐに英語を話すようになると思っている
おうち英語を始めたら、「そのうち英語を話してくれるかな」と期待しますよね。
私も、最初はそうでした。
英語の教材を使ったり、英語の歌を聞かせたりしていれば、少しずつ英語を話すようになるものだと思っていました。



でも、実際におうち英語を続けてみると、「英語を話す」という変化だけを見ていると、なかなか成果を感じられない時期があると分かりました。
子どもが英語に触れていても、すぐに言葉として出てくるとは限りません。
まずは英語の音に慣れたり、聞いたことのある言葉が増えたり、英語を聞いて意味が分かる場面が増えたり。
そうした変化があっても、外から見ると「まだ英語を話していない」という一つの状態に見えてしまいます。
わが家でも、最初から英語をどんどん話していたわけではありません。
むしろ、あとから振り返ってみると、「前より英語を聞いて分かるようになっている」「このフレーズ、いつの間に覚えたんだろう?」という変化が先に増えていました。
そして、そうした積み重ねの中で、少しずつ英語を使う場面も増えていきました。
だから私は、「まだ英語を話さない=おうち英語に意味がない」とは考えなくなりました。
もちろん、英語を実際に使う機会は大切です。
ただ、「話す」という分かりやすい成果だけを待つのではなく、聞く・分かる・知っている英語が増えるといった変化にも目を向けてみる。
そうすると、おうち英語を続けている中で起きている変化に気づきやすくなります。
では、もう一つの理由は、そもそも英語に触れる量が少ないことです。
②英語に触れる量が少ない
おうち英語を続けているのに、なかなか変化を感じられない。
そんなときは、子どもが実際にどのくらい英語に触れているのかを一度振り返ってみるのも大切です。
「英語教材を持っている」
「英語の絵本を買った」
「英語の動画を見ることがある」
というだけでは、子どもが実際に英語に触れている時間や量は、家庭によってかなり違います。



たとえば、英語の動画を週に数回見るだけの家庭と、毎日の生活の中で英語の音楽や動画、絵本などに触れている家庭では、英語に触れる量は当然変わってきます。
第二言語の習得についても、家庭でその言語に触れる量や、実際にその言語を使う機会と子どもの言語能力との関係を調べた研究があります。
Cambridge University Pressに掲載された研究では、英語を第二言語として学ぶ子ども113人について、家庭での英語のインプットと英語力との関係が調べられました。
その中では、兄弟から英語を多く聞いていた子どもほど、語彙など一部の英語力が高い傾向が見られています。
これは、「英語をたくさん聞かせれば必ず話せるようになる」という意味ではありません。
子どもの英語力には、英語に触れる量だけでなく、どんな英語を聞いているのか、実際に英語を使う機会があるのか、子どもの年齢や環境など、さまざまな要素が関係します。
ただ、英語を使う機会が限られている家庭では、そもそも英語に触れる時間が少なすぎないかを考えてみることには意味があります。



わが家でも、毎日完璧に英語に取り組んできたわけではありません。妊娠や出産の時期には、子どもに英語の音楽をかけ流すくらいしかできない時期もありました。
それでも、できる範囲で英語を聞いたり、英語の絵本を読んだりすることを続けてきました。
大切なのは、「毎日○時間やらなければいけない」と考えることではありません。
まずは、
- 英語の音楽を流す
- 英語の動画を見る
- 英語の絵本を読む
- 英語で簡単な声かけをしてみる
- 子どもが興味を持った英語に一緒に触れてみる
など、家庭の中で無理なく英語に触れる機会を作ること。
そして、英語を使う場面が作れそうなら、少しずつ「聞くだけ」から「使ってみる」機会にもつなげていく。
そんなふうに、家庭でできる範囲で英語に触れる機会を積み重ねていくことが、おうち英語では大切なのだと思います。
ただし、英語にたくさん触れていても、成果が「英語を話すこと」だけだと、やはり「意味ないのかな」と感じてしまうことがあります。
そこで次は、「話すこと」だけを成果だと思ってしまうことについて見ていきます。
③「話すこと」だけを成果だと思っている
おうち英語の成果というと、「英語を話せるようになったか」を一番に考えてしまいがちです。
もちろん、英語を使って自分の気持ちや考えを伝えられるようになることは、大きな変化のひとつです。
でも、そこだけを見ていると、せっかくの小さな変化を見逃してしまうことがあります。
たとえば、
- 英語で話しかけると意味が分かる
- 英語の歌を聞いて一緒に歌う
- 知っているフレーズに反応する
- 英語の絵本の内容が少しずつ分かる
- 聞いたことのある表現を真似する
- 自分から知っている英語を使う
こうしたことも、英語に触れてきた中で見られる変化です。
わが家でも、「英語を話したかどうか」だけを見ていたら、気づけなかったことがたくさんありました。
特に、子どもが英語を聞いて理解していることに気づいたときは、「ちゃんと分かるようになっているんだ」と感じることが増えていきました。
また、以前は聞いたことがあるだけだった表現を、あるとき突然自分から使うこともあります。
こうした変化は、毎日少しずつ積み重なっているため、その瞬間だけを見ると分かりにくいものです。
毎日子どもを見ているからこそ、昨日との違いにはなかなか気づけません。



でも、少し前の写真や動画、記録などを見返してみると、「前はこんなに分からなかったんだ」「いつの間にか、こんな英語を使うようになったんだろう」と、以前との違いに気づく瞬間があります。
だから私は、おうち英語では「英語を話せるようになったか」だけではなく、「少し前と比べて何ができるようになったか」を見ることも大切だと思っています。
たとえば、
「英語を聞いて分かることが増えた」
「知っている単語やフレーズが増えた」
「英語の絵本を楽しめるようになった」
「英語で返事をすることが増えた」
「自分から英語を使う場面が出てきた」
などです。
私自身も、以前は「もっと英語を話してほしい」と思っていました。
でも、子どもの変化を振り返るようになってからは、話すことだけではなく、英語を聞いて理解できることや、英語に触れることを楽しめるようになったことも、大切な変化のひとつだと考えるようになりました。
「まだ英語を話さないから、意味がないのかも」そう思ったときは、今の姿だけを見るのではなく、少し前の子どもと比べてみる。
すると、気づいていなかった変化が見つかるかもしれません。
そしてもう一つ、おうち英語を続けていると感じやすいのが、日本語と同じスピードで英語も伸びるわけではないということです。
④日本語と同じスピードで伸びると思っている
おうち英語をしていると、「これだけ英語に触れているんだから、もっと話せてもいいんじゃない?」と思ってしまうことがあります。
私も、子どもの英語が思ったように出てこない時期には、そう感じたことがありました。
でも、よく考えてみると、子どもが日本語に触れている時間と、英語に触れている時間はまったく同じではありません。
日本で生活していれば、家族との会話、幼稚園や学校でのやりとり、テレビや絵本、友達との会話など、日常生活の中で自然に日本語を使う機会がたくさんあります。
一方、おうち英語では、家庭で意識して英語に触れる時間を作っていることが多いですよね。
そのため、日本語と英語が同じようなスピードで伸びていかなくても、不思議ではありません。
特に、英語を「勉強する時間」だけではなく、生活の中で使う言葉として身につけていく場合は、長い時間をかけて変化していくこともあります。
わが家でも、英語を始めたからといって、ずっと右肩上がりに英語が伸びてきたわけではありません。
英語をあまり使わない時期もありましたし、幼稚園などで日本語を使うことが増えて、英語より日本語を好む時期もありました。
それでも、そこで「英語ができなくなった」と考えるのではなく、その時期にできることを続けてきました。



そして後から振り返ると、以前は分からなかった英語が分かるようになっていたり、以前は使わなかった表現を使うようになっていたり。一時的には変化が見えにくくても、長い目で見ると少しずつ変わっていることがありました。
おうち英語をしていると、SNSなどで同年代の子どもが英語を話している姿を見て、「うちの子は全然話さない」「やり方が間違っているのかな」と焦ってしまうこともあると思います。
でも、英語に触れてきた年齢や量、家庭環境、子どもの興味や性格などは、それぞれ違います。
だからこそ、他の子どもと比べるよりも、「少し前の我が子と比べて、何が変わったかな?」と見ていくほうが、おうち英語の変化には気づきやすいのではないでしょうか。
「日本語と同じように話せないから、意味がない」と考える必要はありません。
英語は英語、日本語は日本語。
それぞれの言葉に触れる時間や使う場面が違うことを考えると、同じペースで伸びなくても当然です。
ここまで、おうち英語が「意味ない」と感じやすい4つの理由を見てきました。
では実際に、おうち英語を続けていると、どんな変化が見られるのでしょうか。
次は、おうち英語を続ける中で感じやすい変化について見ていきます。
※おうち英語の始め方について知りたい方はこちらから。
おうち英語を続けると、どんな変化がある?
おうち英語は、ある日突然話せるようになるものではありません。
少しずつ段階を踏んで、変化していきます。
ここでは、おうち英語を続けるとどんな変化があるのかを、段階別に紹介します。
※ただし成長のスピードや順番は子どもによって違います
(行き来することもよくあります)
①英語の音に慣れてくる
おうち英語を始めたばかりの頃は、「英語を聞かせているけど、ちゃんと聞いているのかな?」と思うことがありますよね。
特に子どもが何も言わずに遊んでいると、「これって意味があるのかな?」と不安になることもあります。
でも、英語に触れる時間が増えることで、少しずつ英語の音そのものに慣れていくことがあります。
日本語と英語では、使われる音やリズムなどに違いがあります。
最初は「何を言っているのか分からない」と感じていた英語でも、何度も聞いているうちに、「この音、聞いたことがある」「このフレーズなら分かる」というように、少しずつ聞き慣れていくことがあります。
これは、まだ英語を話していなくても見られる変化です。



わが家でも、最初から子どもが英語を話していたわけではありません。英語の歌や教材を聞いていても、特に反応がないように見える時期もありました。
でも、長く続けていると、以前から聞いていた歌やフレーズに反応したり、聞いたことのある英語を自然に口にしたりする場面が出てきました。
「いつの間に覚えたんだろう?」と思うこともありました。
もちろん、英語を聞かせれば必ず同じような変化が起こるとは限りません。
子どもによって、興味を持つものも、変化が見えるタイミングも違います。
それでも、毎日の中で英語に触れる時間を作っていると、「英語を聞くこと」そのものへの慣れが少しずつ積み重なっていくのだと思います。
そして、英語に慣れてくると、次第に「聞いたことがある」だけではなく、「何を言っているのか分かる」場面も増えていきます。
②聞いて分かる英語が増えてくる
英語に触れる時間が増えてくると、少しずつ「聞いたことがある」だけではなく、英語を聞いて意味が分かる場面も増えてきます。
例えば、
「It’s your turn.」と言われたら意味が分かる。
「Wait for littlebit.」と聞いて、何を言われているのか分かる。
英語の絵本を読んでいて、知っているフレーズが出てくると内容が分かる。
このように、英語を日本語に訳さなくても、聞いた言葉と意味がつながる場面が出てくることがあります。
こうした「分かる」は、外から見ると分かりにくい変化です。
子どもが英語で返事をしなくても、実は聞いて理解していることがあります。
そのため、「まだ英語を話さないから、英語が身についていない」とは限りません。
わが家でも、以前は英語で声をかけても反応が分かりにくかったのに、いつの間にか簡単な英語なら自然に行動できるようになっていることがありました。



「英語を話した」という分かりやすい変化ではありませんが、「ちゃんと聞いて分かっているんだな」と感じる瞬間が少しずつ増えていきました。
おうち英語では、こうした「分かる英語が増えている」という変化も、ひとつの成長として見てあげると、毎日の取り組みを振り返りやすくなります。
そして、「分かる」ことが増えてくると、今度は聞いた英語をそのまま真似して口にすることも出てきます。
③聞いた英語を真似することがある
英語を聞いて意味が分かるようになってくると、聞いた言葉をそのまま口にすることもあります。
英語の歌を一緒に歌ったり、絵本のフレーズを真似したり、動画で聞いた言葉を遊びの中で使ったり。
こうした「聞いた英語を真似してみる」という経験も、おうち英語の中で見られる変化のひとつです。
もちろん、英語を聞いたからといって、すぐに真似して話すようになるとは限りません。
子どもによっては、何度も聞いているだけの時期が続くこともあります。
わが家でも、聞いているだけで何も言わない時期がありました。
それがある日、以前から聞いていた歌の一部分を口ずさんだり、絵本で出てきたフレーズを突然使ったりすることがありました。
こうした変化は、毎日見ているとなかなか気づきにくいものです。
でも、少し前の動画や記録を見返してみると、「この頃は聞くだけだったのに、今は真似している」「前より英語のフレーズを口にするようになった」と、変化が分かることがあります。
英語を完璧な文章で話すことだけを目標にするのではなく、聞いた英語を真似してみることも、英語を使うための小さな一歩として見ていけると思います。
そして、こうした経験を重ねる中で、覚えた英語を自分から使う場面が出てくることもあります。
④知っている英語を自分から使うようになる
英語を聞いて分かることが増えたり、聞いた言葉を真似したりする中で、知っている英語を自分から使う場面が出てくることもあります。
例えば、
「I’m hungry.」
「It’s my turn.」
「What is this?」
など、日常の中で聞いたことのあるフレーズを、子どもが自分から使うことがあります。
最初から長い文章を話す必要はありません。
知っている単語をひとつ使ってみたり、聞いたことのあるフレーズをそのまま使ってみたり。
そうした小さな「自分から使ってみる」が積み重なっていくこともあります。
わが家でも、以前は親から英語で声をかけることが中心でした。
それが少しずつ、子どものほうから知っている英語を使う場面が増えていきました。
特に印象に残っているのは、こちらが「英語を話してみよう」と促したわけではない場面で、突然英語が出てくることです。
「今の英語、どこで覚えたんだろう?」と思うこともあります。
こうした場面を見ると、普段から聞いていた英語や、絵本などで触れてきた表現が、少しずつ子どもの中に積み重なっていたのだと感じます。
もちろん、英語を自分から使うようになる時期や、使う言葉の量には個人差があります。
「まだ自分から英語を話さないから意味がない」と焦る必要はありません。
まずは、聞いて分かる英語が増えたり、知っている言葉を真似してみたり。
その中で、ある日ふと自分から英語を使うことが出てくる。
そんな変化も、おうち英語を続ける中で見られることがあります。
⑤英語でやりとりする場面が増えてくる
知っている英語を自分から使うことが増えてくると、少しずつ英語を使って誰かとやりとりする場面も出てくることがあります。
例えば、
「What’s this?」
と聞いてみたり、
「I’m hungry.」
と言って何かを伝えたり、相手からの英語に対して、知っている言葉で返したり。
このように、英語を「覚えている言葉」として使うだけではなく、誰かに何かを伝えるための言葉として使う場面が増えていくことがあります。



もちろん、最初から英語だけで会話が続くわけではありません。一言だけだったり、短いフレーズだけだったり、日本語を混ぜながらやりとりすることもあります。
それでも、
「英語を聞いて分かる」
「知っている英語を使う」
という経験を重ねる中で、少しずつ英語を使ったやりとりにつながっていくことがあります。
わが家でも、以前は英語で声をかけてもこちらが一方的に話すことが多かったのですが、少しずつ英語で返してくれる場面が増えていきました。
そして、こちらから聞かなくても、自分から英語で何かを伝えてくることもあります。
こうした変化を見ると、「英語を話せるようになった」という結果だけではなく、英語を使って誰かとつながろうとする場面が増えたことにも成長を感じます。
ただし、ここまでの変化がすべての子どもに同じ順番で起こるわけではありません。
音に慣れることと「分かる」が同時に進むこともあれば、しばらく聞くだけの時期が続くこともあります。
大切なのは、「今どの段階にいるか」を他の子どもと比べることではなく、少し前の自分の子どもと比べて、何か変わったことがあるかを見ていくこと。
おうち英語では、こうした小さな変化の積み重ねも、ひとつの成長として見ていけるのではないでしょうか。
わが家のおうち英語で実際に感じた変化
ここまで、おうち英語を続ける中で見られる変化について、一般的な例を紹介してきました。
ここからは、わが家では実際にどんな変化があったのかをお話しします。
わが家のおうち英語は、最初から順調だったわけではありません。
「おうち英語を始めたら、英語を話すようになる」そんなふうに思っていた時期もありました。
でも、実際にはなかなか英語を話さない時期もありましたし、妊娠・出産をきっかけに、英語に取り組む余裕がなくなった時期もありました。
幼稚園に入ってからは、日本語で過ごすことを好むようになり、英語をあまり使わない時期もありました。
それでも、できる範囲で英語を聞く時間を残しながら、子どもの成長に合わせて少しずつ取り組み方を変えていきました。
振り返ってみると、英語を話すようになったことだけが大きな変化ではありません。
「英語を聞いて分かるようになった」
「英語の絵本を読めるようになった」
「知っている英語を自分から使うようになった」
など、いくつもの小さな変化が積み重なっていました。
ここからは、そんなわが家のおうち英語の変化を、これまでの流れと一緒に紹介していきます。
最初から英語を話していたわけではありません
わが家がおうち英語を始めたのは、上の子が1歳6か月の頃です。
最初はDWEを中心に、英語の歌を聞いたり、教材を使ったりしながら、「これを続けていけば、そのうち英語を話すようになるかな」と思っていました。
私自身、英語が得意だったわけではありません。
だからこそ、子どもには英語で困ってほしくないという気持ちもあり、「せっかく教材を買ったんだから、ちゃんとやらなきゃ」と頑張っていた時期もありました。
でも、実際には、すぐに英語をどんどん話すようになったわけではありません。
むしろ、英語を聞いていても、こちらから見ると「本当に分かっているのかな?」と思うような時期もありました。
さらに、下の子の妊娠・出産の時期には、私自身に余裕がなくなり、おうち英語も思うようにできなくなりました。
その頃は、英語の歌や動画など、できる範囲で英語を聞く時間を残すくらい。
「毎日これをやらなきゃ」と決めていたことも、続けられない時期がありました。
幼稚園に入ってからは、日本語で過ごすことを好むようになり、英語を使うことも減りました。
今振り返ると、この時期だけを見たら、
「おうち英語をやっているのに、全然話さない」
「こんなに英語をやっている意味があるのかな」
と思ってしまっても不思議ではなかったと思います。
でも、その後も完全にやめることはせず、子どもの成長や生活に合わせて、できることを少しずつ続けていきました。
すると、あとから振り返ったときに、「いつの間にか変わっていた」と感じることが増えていきました。
最初から分かりやすい成果が出ていたわけではありません。
だからこそ、わが家の場合は「英語を話した」という結果だけではなく、その前にあった小さな変化を見ることが大切だったのだと思います。
「分かる」が少しずつ増えてきた
わが家で大きな変化を感じるようになったのは、英語をたくさん話すようになったときだけではありません。
むしろ、その前に「英語を聞いて分かっているんだ」と感じる場面が少しずつ増えていきました。
最初は、英語で声をかけても反応が分からないこともありました。
それがいつの間にか、簡単な英語で声をかけると、言葉で返さなくても行動で反応することが増えてきました。
例えば、日常の中で何気なく使っている英語のフレーズを聞いて、その意味を理解して動く。
英語の歌を聞いて、「この歌知ってる」という反応をする。
英語の絵本を読んでいて、知っている言葉が出てくると反応する。
こうした変化は、毎日一緒にいると意外と気づきにくいものです。
でも、少し前の様子を思い出してみると、「前はこの英語、分かっていなかったよね」「いつの間にこんなに分かるようになったんだろう」と思うことが増えていきました。
特に私が感じたのは、「英語を話すかどうか」だけを見ていると、この変化を見逃してしまうということです。
子どもが英語で返事をしなくても、聞いて理解していることはあります。
わが家でも、英語を話すようになるまでの間に、こうした「分かる」が少しずつ積み重なっていました。
そして、その積み重ねがあるからこそ、あとから英語を使う場面が増えていったのかなと思っています。
おうち英語を続けていて「まだ話さない」と感じたときは、英語を話しているかだけではなく、「前より分かる英語が増えていないかな?」と見てみる。
わが家では、それだけでも子どもの成長に気づけることがありました。
私も子どもと一緒に英語を使うようになった
わが家のおうち英語で、最近特に変わってきたと感じるのが、子どもだけではなく、私自身も英語を使うようになったことです。
きっかけは、子どもの成長を見ていて、「え、私より英語を理解してる…?」と感じるようになったことでした。
子どもが英語を聞いて分かっていたり、私が知らない表現を使っていたりするのを見ているうちに、だんだん焦るようになりました。
「私ももっと英語を話したい」
「子どもと一緒に上手くなりたい」
そんな気持ちが強くなっていきました。
でも、私は英語の勉強をきちんとやり直したわけではありません。
英単語帳を使って勉強したり、文法書を一からやったりしたわけでもありません。
むしろ、子どもと一緒に触れているものを、そのまま自分の英語の学びにも使うようになりました。
英語の絵本。
DWEなどの教材。
子どもと一緒に見るYouTube。
そして、子どもの英語多読。
子どもと触れているものを「子どもの教材」としてだけではなく、私にとっての学び直しのテキストのように使うようになったんです。
絵本を読んでいて、「この表現、日常でも使えそうだな」と思ったら、そのフレーズを実際に使ってみる。
意味がよく分からなければ、その都度調べる。
YouTubeで聞いた表現を、子どもとの会話で使ってみる。
そうやって、少しずつ自分が使える英語を増やしていきました。
最初から「このフレーズを覚えよう」と暗記していたわけではありません。
実際に使う場面があるから、自然と何度も使う。
何度も使うから、少しずつ自分の中に残っていく。
そして、私が使うようになった英語を、今度は子どもが真似する。
そんな循環が、わが家の中に少しずつできていきました。
私が使っていない表現は、子どももあまり使いません。
だからこそ、「次はこんなことも英語で言えるようになりたいな」と思うたびに、私が新しい表現を調べて使ってみる。
すると、私自身の使えるフレーズも少しずつ増えていきました。
覚えようと頑張っているというより、子どもとの毎日の中で必要になった英語を、その都度拾っていくような感覚です。
そして、下の子はそんな環境の中で過ごしているので、上の子や私が使っている英語を自然と吸収しています。
上の子のときには「子どもにどうやって英語を教えよう」と考えていたのに、今では、私自身も子どもと一緒に英語を使いながら覚えていく。
わが家のおうち英語は、いつの間にかそんな形に変わってきました。
英語の勉強をしっかりやっているわけではありません。
英検の勉強だって、ちゃんとした勉強というより、実際に問題を解きながら「自分には何が足りないんだろう」と知っていくところから始まりました。
それでも、子どもと一緒に英語に触れているうちに、私自身も少しずつ英語を使えるようになってきた。
これは、わが家のおうち英語を続けてきて、私自身が感じている大きな変化のひとつです。
多読を始めてから感じた変化
わが家のおうち英語では、英語の本を読むことも少しずつ大きな存在になっていきました。
きっかけのひとつは、DWEのLime Greenあたりから、少しずつ長い文章を聞いたり、理解したりするようになってきたことです。
それまでにも英語の絵本には触れていましたが、そこから少しずつ読むことを意識するようになり、英語の絵本を読む時間が増えていきました。
最初から「多読をたくさんやろう」と計画していたわけではありません。
子どもの様子を見ながら、「もう少し長いお話でも楽しめそう」「この絵本なら私でも読めそう」というものを選んでいくうちに、自然と読む本が増えていきました。
そして、英語の本を読むようになってから、私自身も子どもの変化に気づきやすくなりました。
知っている単語が増えている。
以前聞いたことのある表現が、本の中でも分かる。
絵だけではなく、文章からも内容を想像できる。
そんな場面が少しずつ出てきました。
英語の本を読めるようになったことは、「英語を話す」こととはまた違う変化です。
でも、私はこの変化も、おうち英語を続けてきたからこそ感じられた成長のひとつだと思っています。
そして、子どもが英語の本を読めるようになってくると、今度は私自身も一緒に英語の本を読む機会が増えました。
子どもの絵本を読んでいて、「この表現、使えそうだな」と思ったら調べてみる。
多読をしていて気になった言葉があれば、その場で意味を確認してみる。
そうやって、子どものために始めたことが、私自身の英語にもつながっていきました。
今では、英語の本は子どものためだけのものではありません。
わが家では、子どもが英語に触れる場所であると同時に、私自身も英語を知っていく場所になっています。
おうち英語を続けてきて感じるのは、英語の成長は「話せるようになった」という一つの結果だけではないということです。
聞いて分かるようになったり、英語を使うようになったり、英語の本を楽しめるようになったり。
わが家では、そうした変化が少しずつ積み重なってきました。
英語を使うことが日常になってきた
ここまで振り返ってみると、わが家のおうち英語は、少しずつ形が変わってきました。
最初は、子どもに英語を聞かせることが中心でした。
そこから、英語を聞いて分かることが増え、知っている言葉を真似するようになり、少しずつ自分から英語を使う場面も増えていきました。
そして最近では、英語を使うこと自体が、特別なことではなくなってきたと感じます。
もちろん、家の中でずっと英語で話しているわけではありません。
基本は日本語で生活していますし、子どもがいつでも英語を話しているわけでもありません。
それでも、遊んでいるときや絵本を読んでいるとき、何かを一緒に作っているときなどに、「これ、英語で言ってみよう」と思うことが自然に出てきました。
私自身も、以前なら「英語で何て言うんだろう?」と考えて終わっていたことを、最近はその場で調べて、実際に使ってみることがあります。
すると、子どももそれを聞いて真似する。
一度使った表現が、別の日にまた出てくる。
そんなことが少しずつ増えてきました。
英語を「勉強する時間」を作っているというより、普段の生活の中に、英語を使ってみる場面が少しずつ増えてきたという感覚です。
そして、こうした何気ないやりとりの中に、わが家のおうち英語の変化が一番表れているように感じます。
以前は、「英語を話せるようになるには、もっと何かをしなければいけない」と思っていました。
でも今は、子どもと一緒に英語に触れて、使ってみて、分からなければ調べる。
そんなことを繰り返しているうちに、少しずつできることが増えてきたのだと思っています。
おうち英語を続けてきて、英語が特別なものではなく、生活の中で使ってみるものになってきた。
これも、わが家にとっては大きな変化でした。
おうち英語を続ける中で、私が大切だと思うこと
わが家のおうち英語を振り返ってみると、「毎日完璧にやること」が一番大切だったわけではありません。
妊娠や出産で余裕がない時期もありましたし、幼稚園に入って英語をあまり使わなくなった時期もありました。
それでも、そのときにできることを続けながら、子どもの成長に合わせて少しずつやり方を変えてきました。
そして今は、次のようなことを大切にしています。
子どもの「話す」だけを成果にしない
英語を話すようになると、もちろん成長を感じます。
でも、それだけではなく、
「前より英語を聞いて分かるようになった」
「知っている英語が増えた」
「英語の本を読めるようになった」
「自分から英語を使うようになった」
という変化も、同じように大切にしています。
子どもに英語を話させようとしすぎない
「英語で言ってみて」と何度も求めるより、まずは自分が使ってみる。
わが家では、私が使っている英語を子どもが真似することが増えてきました。
だから今は、子どもに英語を教えるというより、私自身も一緒に英語を使うことを意識しています。
毎日完璧にできなくてもいい
おうち英語をしていると、
「今日はあまりできなかった」
「もっとやらなきゃ」
と思うこともあります。
でも、わが家にも何もできない時期はありました。
だから今は、「毎日完璧にやる」よりも、無理なく続けられる形を見つけることのほうが大切だと感じています。
小さな変化を見ていく
毎日の生活の中では、子どもの変化はなかなか分かりません。
でも、少し前の動画や写真、記録などを見返してみると、
「前はできなかったことができるようになっている」
と気づくことがあります。
おうち英語を続けていると、つい「まだこれができない」と考えてしまいます。
そんなときこそ、「少し前と比べて何が変わったかな?」と見てみる。
わが家では、それが続けていくための励みにもなっています。
そして何より、私自身が英語を使うことを楽しむようになったこと。
子どもだけではなく、私も一緒に英語に触れて、使って、分からないことを調べる。
そんなふうに親子で英語を楽しめるようになったことが、今のわが家のおうち英語につながっているのだと思います。
まとめ|「話さない=意味ない」と決めつけなくて大丈夫
「おうち英語って意味ないのかな?」
そう思うときは、どうしても「英語を話しているかどうか」だけを見てしまいがちです。
でも、わが家のおうち英語を振り返ってみると、英語を話すようになるまでにも、
「英語の音に慣れる」
「聞いて分かることが増える」
「聞いた英語を真似する」
「知っている英語を自分から使う」
「英語の本を読めるようになる」
など、いろいろな変化がありました。
そして、これらはすべて同じ順番で起こるわけではありません。
わが家でも、英語をあまり使わない時期がありましたし、思うように取り組めない時期もありました。
それでも、そのときにできることを続けていくうちに、少しずつ変化が積み重なっていきました。
今では、子どもだけではなく、私自身も子どもと一緒に英語を使っています。
子どもの絵本や教材、多読などを通して私も英語に触れ、分からないことを調べながら、使える英語を少しずつ増やしてきました。
だから私は、今のおうち英語を「英語を話せるようにするためだけのもの」とは考えていません。
英語を聞いて分かる。
英語の本を楽しめる。
知っている英語を使ってみる。
親子で英語に触れることを楽しめる。
そんな小さな変化も、おうち英語を続けてきたからこそ感じられたものです。
もし今、
「おうち英語を続けているけど、全然話さない」
「これって意味があるのかな?」
と迷っているなら、少しだけ見方を変えてみてもいいかもしれません。
「今、英語を話しているか」だけではなく、
「少し前と比べて、何ができるようになったかな?」
と見てみる。
わが家も、そうやって振り返ることで気づけた変化がたくさんありました。
おうち英語に決まった正解があるわけではありません。
その家庭で無理なく続けられる形で、子どもと一緒に英語を楽しんでいく。
わが家は、これからもそんなおうち英語を続けていきたいと思っています。














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