「紫外線で目の病気になる?」
「紫外線対策が必要な理由は?」
「紫外線から目を守る方法が知りたい」
こんにちは、アラレぽです!
こんばんは、あるぴーです!
この記事では、
- 目を守るために光や紫外線対策が必要な理由
- 光や紫外線が原因となる目の病気について
- 光や紫外線から目を守る方法
について紹介しています!
紫外線が気になる季節と言えば「夏」ですね!
春から夏にかけて、眩しさや日焼け防止はもちろん、ファッションとしてサングラスをかける人も増えてきます!
でも紫外線が降り注ぐのって、夏だけではないんですよね!
下のグラフを見てください。
このグラフは、気象庁による日最大UVインデックス(紫外線)のデータです。
気象庁のデータによると、紫外線は3月頃から強くなりはじめます。
その後、5~8月にかけピークを迎えますが、冬でも紫外線が降り注いでいることがわかりますね。
そんな紫外線、実は日焼けなど肌へのダメージだけでなく、目の病気を引き起こす原因になることもあるんです。
そこで今回は、紫外線対策をしたほうが良い3つの理由について詳しく説明していきたいと思います!
網膜色素変性症(将来失明するかもしれない難病)を患っている自分のように、これ以上目の病気を増やしたくない人、視野や視力を守りたい人は是非参考にしてください!
それでは早速、光や紫外線対策をしたほうが良い3つの理由について説明します。
光や紫外線対策をしたほうが良い3つの理由
光や紫外線対策をしたほうが良い理由は3つあります。
光や紫外線対策をしたほうが良い3つの理由
- 失明に繋がる目の病気予防
- まぶしさや見えにくさの軽減改善
- 目にかかる負担やストレスの軽減
理由①失明に繋がる目の病気予防
光や紫外線対策をしたほうが良い1つ目の理由は、失明に繋がる目の病気予防です。
紫外線が原因と言われる目の病気といえば、
- 瞼裂斑(けんれつはん)
- 翼状片(よくじょうへん)
- 結膜炎(けつまくえん)
- 角膜炎(かくまくえん)
といった、点眼薬などでも治療ができる病気があげられます。
しかし、紫外線が原因と言われる目の病気の中には、失明に繋がる病気もあるんですよね。
失明に繋がる目の病気の代表としてあげられるのが、白内障(はくないしょう)と、黄斑変性(おうはんへんせい)です。
失明に繋がる白内障と黄斑変性
白内障とは?
カメラのレンズにあたるところを水晶体といいますが、この部分がいろいろな理由で白く濁ってくる状態を白内障と呼びます(図2)。
出典元:公益社団法人日本眼科医会|白内障と手術
白内障の原因の最も多いものは、加齢現象によるもので、一般に老人性白内障と呼ばれるものです。早い人では40歳台からはじまり、80歳台ではくわしく検査すれば大部分の人が白内障になっています。
黄斑変性とは?
加齢黄斑変性とは、老化に伴い、眼の中の網膜というカメラのフィルムにあたる膜の中心に出血やむくみをきたし、視力が低下する病気です。 放置すると進行して、視力の回復が不能になってしまう、厄介な病気です。
出典元:公益社団法人日本眼科医会|知っておきたい加齢黄斑変性―治療と予防―
ちなみに、白内障を発症する確率は、
- 60歳代で70%
- 70歳代で90%
- 80歳代でほぼ100%
と言われているそうです。
つまり、 日本人の平均寿命を考えると、ほとんど全ての人が生きている間に白内障になるということになります。
自分は若いときにこの事実を知らなかったから、気にせず日焼けサロンとかにも行っていたけど、、、白内障になると知っていたらもっと早くから対策してたな(汗)
光や紫外線によって網膜色素変性症が進行するわけではないけど、視野が狭くなってきた今、なるべく視力を残しておきたいと切に思うから。
確かに若い頃に知りたかったよね。でも、この2つの病気は予防ができるとも言われています!
白内障を予防する方法は?
水晶体の濁りは、水晶体に含まれているたんぱく質が酸化し性質が変化してしまうことによって起こります。この酸化の要因として紫外線が挙げられます。水晶体は光を集める働きをするため、紫外線によって活性酸素が発生することは避けられず、酸化障害を受けやすいといわれているのです。
出典元:白内障の進行予防方法|眼科医監修白内障LABO
水晶体の酸化を防ぐためには、目から入る紫外線の量をできるだけ少なくすることが考えられます。
黄斑変性を予防する方法は?
加齢黄斑変性の発生のメカ二ズムは、老化によって、黄斑部網膜の老廃物の処理する働きが衰え、黄斑部に老廃物などが沈着し、網膜の細胞や組織に異変をきたすことと考えられております。紫外線による暴露や、喫煙、遺伝、さらに生活習慣も変性への移行を促進していると考えられております。
出典元:公益社団法人日本眼科医会|知っておきたい加齢黄斑変性―治療と予防―
★網膜色素変性症と白内障に関しては、こちらに詳しく掲載されているので気になる方はご覧ください!
→あぁるぴぃ千葉県支部だより24号 ■医学講演会「白内障の手術について」■千葉大学医学部眼科 新井 栄華
紫外線をカットすることで目の病気予防ができるなら、家族や子供にも紫外線対策の大切さを伝えたいですよね!
我が家も家族みんなで対策しようね!
ちなみに、日本人の主な失明原因第1位は「緑内障」です。
日本人の失明原因第1位は緑内障
下記の表は、日本人の主な失明原因の割合をグラフにしたものです。
※岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(白神史雄教授、森實祐基准教授)と山形大学大学院医学系研究科(山下英俊教授)の研究グループ(厚生労働省、難治性疾患等政策研究事業、網膜脈絡膜・視神経萎縮症に関する調査研究班)が、全都道府県を対象に視覚障害の実態調査を行った結果
詳細:視覚障害の原因疾患の全国調査:第1位は緑内障~高齢者に多く、増加傾向であることが判明~
日本人の主な失明原因
- 1位
-
りょくないしょう
緑内障 28.6% - 2位
-
もうまくしきそへんせいしょう
網膜色素変性症 14.0% - 3位
-
とうにょうびょうもうまくしょう
糖尿病網膜症 12.8% - 4位
-
おうはんへんせい
黄班変性 8.0% - 5位
-
もうみゃくらくまくいしゅく
網脈絡膜萎縮 4.9% - その他
-
31.7%
緑内障とは?
緑内障は、眼圧により視神経が傷んでくる病気です。死んだ神経を元に戻すことはできませんから、視野を広げることはできません。従って、できるだけ早く発見して、適切な治療を行うことが肝心です。
緑内障は非常に多い病気で、40歳以上で5%、60歳以上では1割以上の患者がいます。残念ながら日本の失明原因一位となっています。患者は多いのですが、緑内障の失明率はかなり低く、早期に発見して適切に治療を受ければ、生涯視野と視力を保てる病気です。
出典元:公益社団法人日本眼科医会|緑内障といわれた方へ―日常生活と心構え―
緑内障がトップ、続いて網膜色素変性症と、糖尿病網膜症と続いていますね。
糖尿病網膜症や網脈絡膜萎縮にも注意
紫外線によって失明に繋がる病気、黄斑変性(失明原因4位)はもちろん、糖尿病網膜症(失明原因3位)、網脈絡膜萎縮(失明原因5位)についても、割合が減少しているとはいえ注意が必要です。
特に、糖尿病網膜症は糖尿病合併症の1つとも言われています。
糖尿病網膜症とは?
糖尿病の合併症の一つである糖尿病網膜症(網膜症)による失明が大きな問題になっています。網膜症は、糖尿病の合併症の中でも非常に危険なもので、その症状が自覚されないうちに進行し、自覚症状が現れたときには、すでに失明の危機に瀕した状態であることがほとんどです。
糖尿病の困った特徴は、診断された段階ではほぼ無症状で、治療への動機が持ちにくいことです。しかし放置すると、知らぬ間に視力の低下が進んで、失明を避けられない場合もあります。
出典元:公益社団法人日本眼科医会|糖尿病網膜症による視力低下―予防と治療― ~運転免許証や仕事を失わないために~
網脈絡膜萎縮とは?
近視は日本を含むアジアに多い疾患で、中でも、強度の近視に伴って生じる近視性網脈絡膜萎縮は本邦の中途失明の原因として上位に入っています。しかし残念ながら、近視が強度になり萎縮が生じる過程を本質的に予防・治療できる方法は、現在のところまだ開発されていません。
出典元:京都大学|MYOPIA強度近視による失明回避のための病態研究
糖尿病をはじめとする生活習慣病は、「食生活、運動不足、喫煙、過度な飲酒、ストレス」といった原因が多いです。
目を守るには紫外線対策と生活習慣が大切
これまで説明してきた通り、紫外線が原因と言われる目の病気の中には、失明に繋がる病気もあります。
少しでも長い間視野視力を保てるよう、光や紫外線対策そしてより良い生活習慣も大切にしたいですね。
私の父も白内障と糖尿病を患っているので「血糖値や血圧(高血糖・高血圧)、糖尿病網膜症には十分注意するよう伝えています。
目の健康はもちろん、身体のためにも生活習慣には気をつけて生活したいですね!
日常生活や病気の不安があると自暴自棄にもなりやすく、どうしても投げやりな行動をとってしまいがちです。
しかし、なんとかそこを抜け出して、多くの人に少しでも楽しく不安のない生活を目指してほしいです!
理由②まぶしさと見えにくさの軽減改善
光や紫外線対策をしたほうが良い2つ目の理由は、まぶしさと見えにくさの軽減改善です。
- 日差しがまぶしい
- 夕日がまぶしい
- 夜のライトがまぶしい
- 蛍光灯がまぶしい
このように、まぶしさや見えにくさには個人差があり原因も様々です。
まぶしさと見えにくさの主な原因
まぶしさと見えにくさの主な原因
- 紫外線のダメージを受けている
- 目が乾燥している
- コンタクトレンズの長時間装用
- スマートフォンやパソコンの長時間使用
- 目の病気を患っている
このような原因によって症状を悪化させない為には、目薬や加湿などで乾燥を防ぐケアはもちろん紫外線対策も重要です。
特に、網膜色素変性症を始めとする目の病気(白内障・黄斑変性・緑内障など)は、通常よりも光を眩しく感じたり、見えにくさを感じる方が多いと言われています。
あるぴーも、雲のない晴れの日とか雨の日とかに「まぶしい!」って言っているよね?
ものすごく眩しいよ!
自分の場合はまぶしくて前が見えづらい日とか、写真のフラッシュをたいている時みたいに、白く光ってまぶしい時もある!
雨の日には光の乱反射にも注意
雨の日は、紫外線とは別に光の乱反射にも注意が必要です。
- 水面の反射
- 車のヘッドライト反射
- 看板の反射
このような外的要因が増える分、通常よりも目への負担も大きくなります。
自分は、水に反射する光も苦手です。
仕事で疲れた雨の日の夜とかは、夜盲(暗い所が見えない症状)も重なって本当に見えづらいですね。
眩しさの具合は人それぞれ違うので、
「どんな状況の時に眩しさや見えにくさを感じるか」
を、自分なりに認識するのも大切だと思います!
眩しさや見えにくさによっては、生活に支障が出ることもありますので早めの対処が肝心ですね。
理由③目にかかる負担やストレスの軽減
光や紫外線対策をしたほうが良い3つ目の理由は、目にかかる負担やストレスの軽減です。
先程説明した通り、日常生活を送る中で目にはたくさんの負担やストレスがかかっています。
- 紫外線や光から受ける刺激
- 眩しさや見えずらさ
- 乾燥、痒み、疲労
原因も様々ありますが、夕方から夜にかけては特に、1日の疲労から症状を強く感じることもありますよね。
しかし、光や紫外線によるダメージは実感しづらく、どんどん蓄積していくと言われています。
さらに、紫外線のダメージは受け続けると目の細胞を破壊する原因にもなるそうなので、しっかりとした対策は必須です。
近年、紫外線が増加している理由
最近は、地球温暖化などの環境問題によって、昔よりも紫外線が増加していると言われています。
気象庁でも「オゾン層破壊にともなう紫外線の増加は、人の健康へ悪影響を及ぼすかもしれない」との記述がありました
オゾン層破壊は、特に南極域の春季に発生するオゾンホールに顕著に現れています。 このようなオゾン層破壊に伴って、有害紫外線(UV-B)の増加による皮膚がんや白内障など人の健康への影響が懸念されています。
出典元:国土交通省 気象庁|オゾン層・紫外線
国内の紫外線
出典元:国土交通省 気象庁|紫外線の経年変化
つくばの地表に到達する紫外線量注)は、1990年の観測開始以降、増加しており(信頼水準99%で統計的に有意)、 増加率は10年あたり+4.1%(年間2.97kJ/m2)でした。
一方、つくばのオゾン全量は、1990年以降緩やかに増加しています。それにもかかわらず、 紫外線量が増加傾向を示すのは、紫外線を散乱・吸収するエーロゾル(大気中の微粒子)等の影響が原因として考えられます。
上のグラフを見ると、紫外線が増えているのが一目瞭然ですね。
子どもは大人よりも紫外線の影響受けやすいので、家族みんなで今年もしっかり対策したいと思います!
日常生活に溢れる光の刺激
日常生活の中には紫外線の他にも、目の負担になりやすい様々な刺激が溢れています。
- スマートフォンやパソコンの光
- テレビの光
- 部屋の照明(電気の明かり)
目を休めたり目薬を使ったり、一時的に症状を和らげる手段はありますが、
「知らないうちに病状が悪化・発症していた」
といったことを起こさないためにも、普段から目にかかる負担やストレスを減らしていきたいですね!
それでは最後に、光や紫外線から目を守る具体的な方法をご紹介します。
光や紫外線から目を守る方法
光や紫外線から目を守る方法は、大きく分けて5つあります。
光や紫外線から目を守る方法5つ
- 遮光眼鏡やサングラスをかける
- 帽子や日傘を使う
- まぶしいと感じる光をなるべく遮断する
- スマートフォンのダークモードや色反転を利用する
- 目を休め血流を良くする等のケアを行う
紫外線対策といったらやはりまずは、紫外線カット(UVカット)機能の付いたサングラスですよね。
サングラスにもさまざまな種類がありますが、レンズの種類や色、形によって効果は様々です。
その中でも、大きな効果が期待できるのが遮光眼鏡です。
遮光眼鏡は、反射して飛んでくる紫外線はもちろん、レンズに反射する光、眼鏡の隙間からの紫外線や光もカットしてくれます。
遮光眼鏡とは?
遮光眼鏡はまぶしさの要因となる500nm(ナノメートル)以下の短波長光(紫外線+青色光線)を効果的にカットし、それ以外の光を出来るだけ多く通すよう作られた特殊カラーフィルターレンズです。
出典元:遮光眼鏡とは | EyeLife (遮光眼鏡) : 東海光学株式会社
サングラスの種類や遮光眼鏡ついてはこちらの記事で詳しく書いているので、気になる方は是非お読みください!
環境省の紫外線環境保健マニュアル2020によると、紫外線カット効果のあるサングラスを適切に使用した場合、最大90%の紫外線をカットできるそうです!
最大限の効果を得る為にも、色や形だけでなく、自分の顔や目の状態に合ったサングラスや遮光眼鏡を見つけましょう!
今は紫外線カット機能付きの「透明な眼鏡」なども多いですよね!
カラーレンズが苦手な人や眩しさを感じない場合はUV機能付きの眼鏡の方がおすすめですね!
光や紫外線から目を守る方法については、こちらの記事で詳しくまとめています↓
まとめ|紫外線対策と日々のケアで目の健康を守りましょう!
記事のまとめ
- 目の健康や視機能を保つためには紫外線対策が必須
- 喫煙や生活習慣病、目にかかる負担やストレスには要注意
- 目の健康を守るためにはケアも大切
- 気になる症状は放っておかず積極的に検査を
ということで今回は、目を守るために光や紫外線対策が必要な理由について紹介しました!
目の健康や視機能を保つためには紫外線対策が必要不可欠です。
気になる症状があった場合は、速やかに病院へ行くべきですが、目にかかる負担やストレスには、喫煙や生活習慣病、その他日常生活に溢れている外的要因にも注意が必要となります。
そしてなにより、目の健康を守るためにはケアも大切です!
紫外線対策として、紫外線の強い時間帯を避けるというのも1つの手です!
私は年齢的に目だけじゃなく、シミそばかすといった肌のダメージも気になるので、改めて対策しようと思います!
紫外線には関係ないけど、タバコには本当に要注意ですね。
自分も若気の至りで吸っていましたが紫外線同様、目に良くないと知ってすぐ辞めて良かった1つです!
受動喫煙で赤ちゃんや子供はもちろん、周りにいる人への影響もありますし、網膜色素変性症の人は特に真剣に考えてみてくださいね!
それでは今回はこの辺で。
今日も自分にご褒美を!
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