こんにちは、アラレぽです!
このページでは、赤ちゃんが早く産まれる危険性が高い「切迫早産」と、妊娠中に胎盤が剥がれ母子ともに危険な状態となる「常位胎盤早期剝離」で、経膣分娩した体験について綴っています。
※内容は当時の状況をリアルに書いています。表現がきついと感じる方もいらっしゃると思うので、苦手な方はご遠慮ください。
※私は医療従事者ではありません。あくまでも個人の体験談となりますので、ご理解のほど宜しくお願い致します。
前編はこちらから↓
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前回までのあらすじ
これまでの簡単なあらすじです↓
これまでの簡単なあらすじ
- 34週で産休へ入るも夜間お腹の張りを感じるようになり、切迫早産と診断
- 自宅安静によって子宮頚管長が回復するもお腹の張りはおさまらず、35週に自宅で出血
- 急いで病院へ向かうも、常位胎盤早期剝離で周産期医療センターへ救急搬送
- 搬送先の病院で、常位胎盤早期剥離での経膣分娩が決定
搬送先の病院で、
「お母さんと赤ちゃんどちらの命を優先しますか?」
と告げられた夫と私。
その後、常位胎盤早期剥離での経膣分娩が決定し、予定より約1カ月早い出産を迎えることになります。
35週2日⑩|予定より1カ月早い出産開始
35週2日 pm21:00
全ての診察が終わった後、点滴を付けたままベッドのある陣痛室へ移動しました。
その際看護婦さんに、
いきなり色々なことが起こり疲れているだろうから、少しでも休んでください。モニターで全て管理しているので心配しないでくださいね。
と言われ少し安心しました。
その後も、見回りに来てくださる助産師さんに「お産は体力を使うので、寝れるうちに寝てくださいね!」と言われましたが、色々なことが起きて興奮状態だったり、色々な気持ちが混ざり合って中々寝付けませんでした。
夜中の3時頃から徐々に、生理痛より少し強い痛みを感じつつ、ウトウトしながら眠りにつきました。
35週3日①|出産前最後の食事
35週3日 am7:00
この日は、うずくまりたくなる生理痛程度の痛みで起きました。
早朝の検査で、子宮口は0.5cm。
子宮口とは?
ママの子宮と腟は細長い管でつながっています。この管を「子宮頸管(しきゅうけいかん)」と呼び、子宮に近いほうを「内子宮口」、腟に近いほうを「外子宮口」と呼びます。「子宮口が閉じている」という表現は、一般的に「内子宮口」「外子宮口」の両方が閉じている場合に使われることが多いようです。
初産婦は子宮口がかたい場合が多く、経産婦と比較すると子宮口が開きにくいといわれています。個人差はありますが、陣痛が始まってから子宮口が全開大になるまで、初産婦は10~12時間、経産婦は4~6時間ほどかかるようです。
出典元:ままのて|子宮口が開かない原因は?開かないときの陣痛や処置、帝王切開になるケースについて解説|産婦人科医監修
引き続き、出血などもなく母子ともに安定しているということで、朝食は食べて良いことになりました。
帝王切開の可能性もあるので、これがお産前に最後の食事(途中までは水分はとってもok)となりました。
4時間程度しか寝れなかったので眠かったですが、自宅でお昼を食べてから何も口にしていなかったのであっという間に完食。
出産にはまだ時間がかかりそうとのことで、食後夫に連絡をしました。
35週3日②|前駆陣痛開始~出産まであと24時間~
35週3日 pm12:00
出産まで24時間
朝食後、また横になりながらウトウトしていました。
するとちょうどお昼頃、いよいよ陣痛っぽい強い痛みを感じ始めました。
助産師さんいわくこれは本陣痛ではなく、前駆陣痛とのことでした。
前駆陣痛と本陣痛との違い
前駆陣痛
前駆陣痛は本陣痛の前に起こるもので、持続時間や痛みの間隔には規則性がありません。また痛みが弱まったり、強くなったりを繰り返します。個人差はありますが、前駆陣痛は出産予定日の月である臨月(妊娠10ヶ月)あたりから感じる方が多いようです。本陣痛
本陣痛は、一般的に言われている陣痛を指す場合がほとんどです。日本産婦人科学会は「規則正しく10分以内または1時間に6回以上の痛みを伴ない分娩に至った子宮の収縮をいい、その開始時期を陣痛発来という」と定義しています。本陣痛は10分以内または1時間に6回以上という規則正しい痛みを伴った子宮収縮を指しています。
出典元:DNA最先端医療株式会社|前駆陣痛から出産までどのくらいか?本陣痛との違いも解説
まだ我慢できるけど、痛い、、、と息をのんで凌ぐ事もありました。
35週3日③|子宮口が開かずラミナリアでの処置
35週3日 pm18:00
出産まで18時間
夕方、助産師さんが子宮口をチェックするも全く開かず0.5cm→0.5cmのままでした。
期限の48時間も迫っていましたが、まだまだ時間がかかりそうということで、ラミナリアを使うことになりました。
ラミナリアとは?
分娩を誘発する際、子宮口が0~1.5cmほどしか開いていない場合などに使用します。ラミナリアという海草の茎を乾かしたものを数本子宮口にいれ、水分を含み膨らむ力を利用して、ゆっくりと子宮口を広げていきます。
出典元:ユニ・チャーム|ムーニー|経膣分娩はどう進む?出産までの流れ
※ラミナリアで効果が無い場合や、子宮口が2~3cmしか広がらないときにはメトロイリンテル(通称バルーン)を使うそうです
メトロイリンテルとは?
ラミナリアで効果が無い場合や、子宮口が2~3cmしか広がらないときに、ビニール製の袋を子宮に入れ、袋に食塩水を注入して膨らませ子宮口を広げていきます。また、陣痛を促進させる効果もあります。
出典元:ユニ・チャーム|ムーニー|経膣分娩はどう進む?出産までの流れ
当時バルーンは聞いたことがあったのですが、ラミナリアの存在を知らなかったので調べてびっくりしました。
ネット上でのラミナリア体験談では、
- 10本ほど入れる
- 子宮口が開いていない人ほど痛い
- 抜くときに痛かった
などちょっと怖い意見が気になりましたが、大体は体験談通りでしたね。
実際にラミナリアを入れた感想は、
- 硬めのタンポンを何本も入れている感じ
- 脚を閉じられず歩きずらい
- 子宮口が開いていなかったからか入れる時も抜く時も窮屈で痛かった(ぱんぱんに挟まってる感じ)
- トイレへ行くたびに抜けそうで心配だった
- 陣痛が強くなった(陣痛が促進された)
とこんな感じです。
想像と違ったのは、私の場合ラミナリアを20本入れたところです。
入れる本数には個人差があるみたいですが、「20本入れます」と言われた時は本当にびっくりしました。
35週3日④|ラミナリア処置後、本陣痛開始
35週3日 pm23:00
出産まで12時間
ラミナリアを入れてから約5時間後、本陣痛がスタートしました。
前日から寝不足、ラミナリアの違和感、陣痛の痛みでその後も中々寝られずでしたが、疲れていた為なんとかウトウト数時間寝られました。
ただ、しっかり寝れていない&食事ができないことで体力は確実に低下していました。
エネルギー不足もあったと思いますが、この頃から少し身体が寒くなってきたので助産師さんに相談。
すると、足湯やホッとタオルを用意してくれたり、腰をさすってくれたり、不安と緊張が高まる中少し気持ちがホッとしました。
本陣痛が始まったあとの痛みは強く、この辺から記憶が少しあいまいです。
35週4日①|子宮口が開かず陣痛促進剤と点滴
35週4日 am5:00
出産まで8時間
ラミナリアを入れてから約12時間が経ちました。
この頃には、空腹と痛みに耐えつつ、何が何だか良く分からない状態になっていました。
赤ちゃんと私の状態は安定していましたが、陣痛の痛みがさらに増して強くなっていて耐えるのに必死でした。
そしてついにラミナリアを抜いて、子宮口の開き具合をチェックしてもらうことに。
お腹も痛いし5cm位にはなってるのかなぁ?と期待していましたが、まさかの0.5cm→1.5cmしか開いておらず愕然としました。
ラミナリアを経験して今思うこと
「ラミナリアは子宮口を開かせるため」というよりも、「前駆陣痛や弱い陣痛から本陣痛を誘発させるため」と思っていた方が気持ちが楽だったかもしれません。
というのも、本陣痛の真っ最中に「子宮口が開いていない」と毎回聞くのは精神的にかなりきます。
しかし「陣痛が来たからと言って子宮口が開くわけではない」と、1回目の出産で知れたのは良かったです!
今回2人目の出産では、「子宮口が開いていない」=「まだ赤ちゃんが降りてきていない(赤ちゃん準備中)」と思うようにします(汗)
ラミナリアを抜いた後は、分娩室に移動し陣痛促進剤を点滴で打つことになりました。
陣痛促進剤(陣痛誘発剤)とは?
微弱陣痛でお産が進まなかったり長引いたとき、産婦さんの体力が落ちてしまったり、おなかの赤ちゃんにトラブルがおこる可能性があります。こうしたときに母子の安全のために使われるのがよく耳にする陣痛促進剤。破水後も陣痛が始まらない、40週を過ぎても陣痛が始まらないときなどに使用します。投与は錠剤か点滴で。有効な陣痛が発生し、スムーズなお産を促してくれます。
出典元:ユニ・チャーム|ムーニー|経膣分娩はどう進む?出産までの流れ
私の場合陣痛は来ているものの、お産が進まなかった(赤ちゃんが下の方へ降りてこなかった)為、陣痛促進剤を使うことになったようです。
そして、、、ここから本当の闘いが始まりました。
35週4日②|子宮口1.5㎝で絶え間なく続くお腹の痛み
35週4日 am7:00
出産まで6時間
促進剤を打ってから2時間経ちましたが、子宮口は変わらず1.5cm。
お産はまだまだと言われたものの、お腹の痛みは絶え間なく続いていました。
本来陣痛は、痛い時と痛くない時が必ずあります。
しかし、とにかくずっと絶え間なく痛かったので、
「陣痛促進剤は痛みを強く感じるとは聞いていたけど、こんなに絶え間なく痛いものなのか」
「皆こんな痛みに耐えて赤ちゃんを産んできたのか」
と思いつつも、母子ともに異常がなくお産が順調に進んでい田為、この段階でも帝王切開にならず必死に耐え続けました。
あまりの痛さに「もう帝王切開にしてください」と何度もお願いしたのを覚えています。
陣痛促進剤を経験して今思うこと
※あくまでも実際の経験、病院の先生や助産師さんから聞いた話、ネット上に公開されている研究を見た自分なりの感想をまとめた、個人的な感想です
- 出産の進行に関係しているホルモンは3つ
- オキシトシン:子宮を収縮させるホルモン(陣痛促進剤として使われることも多い)
- βエンドルフィン:強力な鎮通作用や多幸感をもたらすホルモン(別名:脳内麻薬)
- アドレナリン:出産の進行を妨げるホルモン(別名:闘争、逃走ホルモン)
- 陣痛促進剤を使うことで、徐々に痛みに慣れていくという過程がなくなる
- その過程がないと「β-エンドルフィン」が分泌しずらい
- アドレナリンの分泌が増えると、オキシトシンやβエンドルフィンの分泌が抑えられる
- 痛みが強くなり不安が増す
- 血管収縮作用により赤ちゃんが苦しくなることもある
- お産の進行を妨げる可能性が高い
- その状態で陣痛が一気に強まると、通常よりも痛みを強く感じやすくなる
通常の分娩であれば、身体も脳も少しずつ出産に向けて準備が整っていくのだと思います。
でも様々な理由から「お産がなかなか進まない」など、不安な状況が出てくると、ホルモンの分泌量が変わり、痛みを強く感じることがあるという点には、物凄く納得しましたね。
特に「身体の状態に脳がついていかない」という現象が、陣痛促進剤による痛みに繋がっているのかも、と個人的にはかなり腑に落ちました。
私の場合、救急搬送から不安と緊張がずっと続く状態で、オキシトシンやβエンドルフィンではなく、アドレナリンが多く分泌されていたのかもしれません。
さらに常位胎盤早期剝離の影響で、胎盤が剝がれる痛みも追加されていたとなると、、、そりゃ痛いよなぁと納得です(汗)
35週4日③|子宮口3㎝、出産予定は夕方以降
35週4日 am10:00
出産まで3時間
必死に呼吸をして痛みに耐えながら、ふと時計を見ると午前10時を回っていました。
途中吐き気と震えが出始め、意識も朦朧とし意識が飛びそうな場面もありましたが、子宮口が全開になるまでは耐え続ける他ありません。
少しでも痛くない態勢を見つけようと分娩台から降り、必死で立ったり座ったりしました。
助産師さんにも「動けますか?もし動けるなら、寝ているよりも立っている方が赤ちゃんが降りてきやすいので動いて良いですよ!」と言われましたが、この行動が後々幸をそうしました。
あまりにも痛かったので、子宮口を測ってもらうとまだ3cmとのこと。
お産は夕方から夜頃になりそうと言われ、私は泣きながら、
「もう耐えるの無理です、産ませてください」
と何度も呟き、また気絶するように意識が飛びました。
35週4日④|子宮口全開10㎝
35週4日 pm12:00
出産まで1時間
ふと目が覚め、再び激痛の現実世界へ。
しかし、さっきとは少し感覚が違って、明らかに何かが出そうな感覚がありました。
これが赤ちゃんが降りてきているってことなのかな?と思いました!
そこで、助産師さんに、
「なんか出そうな感じがするんですが、、、」
と伝え、早速子宮口を確認してもらうと、
5cm位にはなっていたらお産が進んでいるんだけど、、、ん?
アラレぽさん!
一気に子宮口全開になっている!
もういきめるのですぐ先生呼んできます!
とのことで、子宮口は全開の10cmになっていました。
35週4日⑤|経膣分娩でいよいよ出産
35週4日 pm12:30
ついに出産
ついに出産の時が近づいてきました。
母子ともに安定していたため、予定通り経膣分娩で進むことになりました。
ただし、赤ちゃんの心拍が下がった場合や、私の出血量によっては、緊急帝王切開にもなりかねない為、たくさんの先生方が集まってきていました。
出産準備が整い、いよいよいきむ時がきました。
しかし、お腹の痛みが絶え間なく続いていたため、いきむタイミングが全く分かりません。
そこで陣痛の波形を見ながら声をかけてくれる助産師さんの、
「今いきんで!」
「はい!いきまず深呼吸!」
という声だけを頼りにいきみました。
正直これまでがすごく痛かったのでお産が進んだ嬉しさや、経膣分娩できるという安心からか、痛みがグッと和らぎました。
完全に個人的な解釈ですが、もしかしたら、不安と緊張が減り、オキシトシンとβエンドルフィンが分泌されたのかもしれません。
赤ちゃんの心拍を確認しながら2回いきんだところで、頭がしっかり見えてきました。
このタイミングで会陰部分に注射で麻酔をし、会陰切開をしてもらいました。
その後さらに2回、合計4回いきんで、ついに赤ちゃんを経膣分娩で出産しました。
35週4日⑥|産後の赤ちゃんはGCUへ
幸いにも赤ちゃんの心拍は一度も低下せず、胎盤が剥がれる前に産まれてきてくれました。
当初は、どんな状況になるか分からなかったので、産んだらすぐNICUへ行くと言われていましたが、特に大きな問題がなかった為GCUへ行くことになりました。
NICU(Neonatal Intensive Care Unit)とは?
赤ちゃんの呼吸や循環状態がままならず、全身管理が必要になることもあります。早産であればなおさらそのリスクが高まります。NICU(新生児集中治療管理室)は、医療スタッフが24時間体制で、そのような赤ちゃんの心拍数や血圧、酸素飽和度(血液中の酸素状態)などをモニタリングしながら、人工呼吸管理や輸液管理といった高度な治療を提供できる場所です。
出典元:はじめてのNICU|NICU/GCUとは
GCU(Growing Care Unit)とは?
GCU(回復治療室)は、NICUで状態が安定してきた赤ちゃんが、引き続き治療を受ける場所です。赤ちゃんの体重や状態によっては最初からGCUに入院することもあります。
出典元:はじめてのNICU|NICU/GCUとは
出産を経験して今思うことと産後の母体状況
出血量は思ったよりも少なめで通常量だったとのこと。
産後胎盤が体外に出た後は、少しだけ後陣痛(産後子宮が元の位置に収縮するために起こる陣痛)に悩まされましたが痛み止めを処方してもらい楽になりました。
ただ、後陣痛による子宮収縮が早く、卵膜一部が子宮内に残ってしまった為、それを掻き出す処置が結構痛かったです。
会陰切開は麻酔があったので特に痛みを感じませんでした。
体温が少し低かったものの、2000gはないと言われていた体重も2000gを超えていて安心しました。
結果的に35週4日での早産となりましたが、とにもかくにも無事に産まれてきてくれて良かったです!
それでは最後に、今回の経験から、
- こんな症状には注意しておいた方が良い
- これだけは出産前にやっておいた方が良い
と思った事を、まとめておきます。
今だから言えるこんな症状には要注意
経験した今だから言えますが、下記3つの症状には本当に気をつけてくださいね。
- お腹の張りは「カチカチ」だけが張っているわけではない
- 何となく突っ張っているという状態でも張っている
- 体調がすぐれない時やお腹が張っている時はとにかく横になって休む
出産前に絶対やっておくべきこと
出産前に絶対やっておいた方が良い事は下記7つです。
- 自分が信頼できる病院・先生・助産師さんの元で健診を受ける
- 緊急連絡先や通院している病院などの情報は必ず母子手帳へ記入しておく
- 普段から自分の健康状態や変化などを母子手帳へ記録しておく
- なるべく早い段階で妊娠出産適応の保険に入っておく(中期後期でも入れる保険もあります)
- 陣痛バックや入院バックもなるべく早く準備しておく
- 通常のタクシーではなくできるだけ陣痛タクシーの準備を
- 夫、両家、助けてくれる人がいるなら事前にしっかり話をしておく
正直、家庭それぞれ色々な事情があったり、上の子がいる場合や仕事が忙しい場合などは、ゆっくり横になって休むことは難しいと思いますが、本当に無理はしないでほしいです。
もしもの事があった時、心に残るのは「後悔」です。
ちなみに私は、出産の際保険にも入っていなかったことをものすごい後悔しました。
子供に障害が残ったらどうしよう。
入院・手術のお金ってどれくらいかかるんだろう。
こんなことになるなら、保険に入っておけばよかった。
というか私、生きれるの?
もし子供だけ生き残ったら、難病の夫と子供2人で生きていくの?
夫の仕事はどうなる?休んで子供を育てる?お金は?
もっと保険について学んでおけばよかった。
とりあえずでも保険に入っておけばよかった。
妊娠出産って本当に命がけなんだ。
こうなる前に誰かに教えて欲しかった。
せめて夫に死亡保険を残せればよかった。
この時の後悔を無駄にしない為に、今回の妊娠では無料保険相談を利用しました。
無料保険相談の体験談はこちらの記事で紹介しています↓
妊娠中の身体で守らなければならない命は2つあります。
自分の心に正直に、後悔しない選択をしてくださいね。
まとめ|切迫早産、常位胎盤早期剝離はいつ誰に起こるかわからない
記事のまとめ
- 切迫早産、常位胎盤早期剝離はいつ誰に起こるかわからない
- 妊婦健診は必ず受け気づいたこと等は母子手帳へ必ず記入する
- 少しでも「いつもと違う」と思ったら悩まず病院へ連絡する
- 入院や出産準備はなるべく早い時期から計画的に進める
前編後編に分けて、切迫早産・常位胎盤早期剝離の体験談をまとめてきましたが、結論「切迫早産、常位胎盤早期剝離はいつ誰に起こるかわからない」ということが、改めて良く分かりました。
私の場合、切迫早産や常位胎盤早期剝離で要注意と言われている症状にはなにも該当しておらず、妊娠中の経過もずっと順調でした。
だからこそ妊娠・出産は、
「いつ、どんなことがあるかわからない」
「誰にでも起こる可能性があるんだ」
ということを、身をもって経験しました。
「お母さんと赤ちゃんどちらの命を優先しますか?」と言われてから約2日。
諦めていた出産直後のカンガルーケア(産まれたばかりの赤ちゃんを胸に抱っこする)が出来た時は、泣きながら命の尊さをかみしめましたね。
本当に緊張の連続でしたが、奇跡的に母子ともに助かった事、今でも心から感謝しています。
切迫早産や常位胎盤早期剥離は1度起こると次回も起こりやすい
実は、切迫早産や常位胎盤早期剥離は1度起こると次回妊娠時にも起こりやすいと言われています。
切迫早産になる母体側の原因には、頸管無力症や円錐切除術などの既往歴(病歴)、喫煙やストレス、やせなどの生活習慣、絨毛膜羊膜炎や多胎妊娠、高齢妊娠などの現症(現時点でみられる症状)があります。
出典元:アスクドクターズトピックス|切迫早産の疑問 逆子、安産、帝王切開等に関係?
常位胎盤早期剥離(早剥)は,次回妊娠時に反復しやすいことが知られており,前1回で5-15%,前2回で約25%に,前回よりもやや早い週数で発症する可能性が報告されている.
出典元:一般社団法人 関東連合産科婦人科学会|関東連合産科婦人科学会会誌 オンラインジャーナル
常位胎盤早期剝離(【早剥】ソウハク)は、妊娠中1番怖いと言われている病気で、漫画「コウノドリ」の2巻(前編)~と3巻(後編)でも描かれています。
漫画の中では、喫煙がやめられない妊婦さんが登場しますが、妊娠中の喫煙は胎児の発育に悪影響を与えるだけでなく、切迫早産、前期破水、常位胎盤早期剥離を起こしやすくするとも言われています。
気になる方はこちらから↓
ちなみに私は喫煙などもしておらず、妊婦健診でもなんの問題もなく母子ともに順調な状態で、切迫早産、前期破水、常位胎盤早期剥離になりました。
そして現在、2人目妊娠中なのですが、、、すでにちょっと怪しい空気が漂っています。
実は今まさに、子宮頚管長(子宮の入り口の長さ)が短くなっている状態なんです。
まだ切迫早産の診断は受けていませんが、1人目の時よりも3カ月早く子宮頚管長が短くなっています。
2人目の妊娠が確定した時に、担当医の先生からも、
1人目で常位胎盤早期剝離だった場合、2人目も起こる可能性がある一定数(大体10~15人に1人位の確立)であります。
とお話があったので、覚悟はしていたものの実際にこの状況になると心配と焦りが出てきます。
しかし今回、1人目出産時の状況を振り返ったことで、漠然としていた不安が明確になり今回の出産への気持ちが前向きになりました。
もちろん経験を振り返ることで、切迫早産や常位胎盤早期剝離が予防できるわけではありません。
しかし、「知っているのと知らないのとでは大違い」なんて言葉もある通り、不安の原因を知ることで不安が軽減されることもありますよね。
妊娠中に不安に思っていたことについて伺ったところ、「不安はなかった」と答えたママはなんと0%。全くいらっしゃいませんでした。
出典元:ユニ・チャーム|ムーニー|妊娠中に不安に思っていたこと
当時の私もそうでしたが、自分の知らない未知の世界ってやっぱり怖いんですよね。
でもそんな時に私は、自分と同じような経験をしている人をネットで見つけ勇気が貰えました。
「自分と同じ思いをしている人がいる」って、しんどい時本当に心強いですよね。
ということで、今回の私の体験談が、少しでもしでも同じ境遇の方へ届いたら嬉しいです。
それでは今回はこの辺で。
今日も自分にご褒美を!
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おまけ|経験を振り返って自分の考え方や行動が変わった
先日助産師外来を受けてきました。
助産師外来とは?
妊婦中に、お医者さんと助産師さんが様々な妊婦健診や保健指導を行ってくれる。
妊婦健診だけでなく、普段不安に思っていること(妊娠生活、出産、産後の育児についての不安や悩みなど)をゆっくり相談できる時間でもあります。
Twitterの内容を要約するとこんな感じ↓なんですが、
- 1回目の出産で切迫早産・常位胎盤早期剝離での経膣分娩を経験
- しかしあまりにも痛くて怖くて思いだしたくない程の記憶になる
- 初産の体験(不安や悩み)を助産師外来で相談
- 今回の妊娠出産への不安がかなり減少
- 同時に出産がいかに大変で壮絶で奇跡的なのかを実感
今回は当時あまり知らなかった切迫早産や常位胎盤早期剝離についての話を落ち着いて聞けました。
そしてなにより、今回の妊娠出産への不安がかなり減少したのは気持ち的大きかったです。
何度も言いますが、経験を振り返ることで、切迫早産や常位胎盤早期剝離が予防できるわけではありません。
しかし、リフレクションをする(経験を振り返る)ことで、自分の未来の考え方や行動は変わることもあります。
当時、切迫早産や常位胎盤早期剝離について何も知らなった私が我が子にできたことは、少しでも酸素を送る為に呼吸をするだけでした。
「あと数時間で命が尽きるかもしれない。」
そんな時に私が思ったことは、
「子供が無事に産まれてくれるならなんだっていい。可能なら私も生きたい。時間が欲しい。」
この3つでした。
過去の失敗や間違いだけに着目せず善悪共に体験を振り返ると、新たな発見や気づきを得られます。
すると、考え方と行動が変わり具体的な今後の改善策に辿り着ける。
つまり、妊娠中の考え方や行動が変わることで未来を変えられるかもしれないということです。
人生は所々で大きな節目を迎えます。
でもその節目はいつどこで訪れるかわかりません。
私にとって初めての妊娠出産経験は、死と隣り合わせで壮絶なものになりましたが、人生の中で大きなターニングポイントとなりました。
ターニングポイントの意味は「転機」です。
あまりにも怖い体験だった為、産後は「もう出産なんてしたくない」と目を背けていましたが、今回具体的に体験を振り返り、新しい情報を知ることで次の出産への覚悟も決まりました!
生きていくうえで、目をそむけたくなるような出来事はたくさん起こりますが、同時に学べることもたくさんあります。
そんな時に、少しだけこの記事を思い出してくれたら嬉しいです。
今のあなたに少しでも良い未来や変化があることを願っています。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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