幼児の英語多読はいつから?段階でわかる6ステップの進め方

「幼児に多読はまだ早いのでは?」
そう感じている方は少なくありません。
私もそう思っていました。
しかし、多読は”文字が読めるようになってから始めるもの”ではありません。
正しい順番を踏めば、幼児期から無理なく育てていくことができます。
大切なのは、量でも才能でもなく「段階」です。
この記事では、
- 多読はいつから始められるのか
- 何から取り組めばよいのか
- どのタイミングで次へ進むのか
を、6つのステップで整理します。
読み終える頃には、「今わが家はどの段階か」「次に何をするか」がはっきりします。
多読はいつからできる?
幼児の多読は、0歳から準備できます。
ただし、最初から「読む」わけではありません。
| 年齢 | 段階 | 目安 |
|---|---|---|
| 0~2歳 | 音と意味をつなげる土台づくり | 覚えた音を真似する |
| 3~4歳 | 繰り返し期(理解の定着) | 定着した単語やフレーズで話す |
| 5~6歳 | 自力読みの芽が出る | 文字興味を示す |
重要なのは「年齢」ではなく、理解できる段階にいるかどうかです。
多読を始める前に知っておきたいこと
- 多読=自力でたくさん読むことではない
- 理解できるレベルが最優先
- 日本語の読書も土台になる
- 親の英語力は必須ではない
“読めないのに量を増やす”と逆効果になります。
幼児の英語多読ロードマップ|6ステップ
【Step1】絵と音で慣れる(多読前の準備)
まずは多読前に準備として、「絵と音セットで慣れる」ことから始めます。
目的は「英語=わかる音」にすることです。
やること
- 絵+単語をセットで見せる
- 可能なら実物とつなげる
- 正しい音声で覚えられるようかけ流し
判断基準
- 音を聞いて指差しできる
- 絵を見て単語を言える
次にやること
子どもと一緒に、絵や写真・絵本を見ながら、ページの内容について英語で話す
※可能なら文字を指差ししながら進める
【Step2】朗読音声かけ流し+同じ絵本を繰り返し読み聞かせ
単語のインプットに慣れてきたら、朗読音声かけ流し+同じ絵本を繰り返し読み聞かせをし、読むことに慣れていきますします。
毎月(3週間+1週間)をワンクールとし、毎月2~4冊同じ本を読みます。
やること
| 期間 | 読み進める内容 | 子どもの変化 |
|---|---|---|
| 1週目 | 朗読音声+ページめくり 絵本読み聞かせ | 朗読音声の一部を真似する |
| 2週目 | 朗読音声+ページめくり 絵本読み聞かせ | 一部フレーズを言える |
| 3週目 | 絵本読み聞かせ 交代交代で読む | 覚えて音読(暗唱で5割) |
| 4週目 | 絵本読み聞かせ 1週間の間に新しい本と入れ替え | 覚えて音読(暗唱で6~10割) |
目安は、子供1冊、ママ(自分)用1冊。
※余裕がある場合は、2冊ずつがおすすめ



数冊選んでおくことで、STEP3が取り組みやすくなります。
また、この中だったらどれがいい?と自分で選択できるため、「英語絵本嫌だ」防止にもつながります。
判断基準
- ページの流れや内容を覚えている
- 朗読音声の一部を真似する
次にやること
毎月、親子それそれ「1~2冊」を繰り返し3週間~4週間読む。
絵本を見ながら、絵本の内容について話す。
【Step3】ストーリー性のある絵本へ
短文の本で読むのに慣れてきたら、ストーリー性のある絵本も含め毎月2~4冊読んでいきます。
進め方は、Step2と同じ手順で、毎月(3週間+1週間)をワンクールとし、毎月2~4冊同じ本を読みます。
やること
- 子供用2冊(覚えて音読用の絵本:1冊、ストーリー性のある絵本:1冊)
- ママ(自分)用絵本:好きな絵本2冊
短文の本は、内容を想像しなくても見ればわかるので、
- 意味をかたまりで理解する力
- 絵本のお話から想像する力を育てること
を育てるためにも、ストーリー性のある絵本は欠かせません。
判断基準
- 2歳以降で物語が少しずつ理解できる(楽しめる)
- 「次どうなる?」と関心を持つ
- 内容を簡単に説明できる
次にやること
少し長めのストーリー本を1冊追加する。
絵本を見ながら想像を膨らませて感想を話す。
【Step4】暗唱から音読へ
朗読音声を覚え、暗唱できるようになってきたら、覚えた「音」と「文字」と一致さ、音読(自力読み)へ繋げていきます。
まずは暗唱できる短文の本から始めるとスムーズです。
やること
- 指差し読み
- 親→子のリピート読み
発音の完璧さは不要です。
朗読音声など正しいネイティブ音声を聞いておくことで、自然と正しい音が身につきます。
判断基準
- 文字を目で追っている
- 音と文字がつながり始めている
次にやること
暗唱できる本で指差ししながら音読を始める。
【Step5】語数を少しずつ伸ばす
語数を少しずつ伸ばすために、短文の本の音読だけでなく、ストーリー性のある本の音読へ少しづつ移行していきます。
ここから“多読らしい”段階へ、入っていきます。
やること
- いまより少しストーリー性のある少し長い文章の暗唱へ
- 読みやすいシリーズ本や音声付き電子書籍を活用
※電子書籍の具体例は別記事で詳しく解説します。
判断基準
- わからない単語で止まらない
- 前後の分や挿絵から想像できる
- 内容をなんとなく理解(説明)できる
次にやること
今より1段階だけ長い本に挑戦する。毎日好きな1文を書く(ひと言日記などでもOK)
【Step6】自力読みへレベルアップ
毎日の絵本読み聞かせとは別に、子どもが自分で英語の本を読める時間を作ります。
習慣化のために、「朝ごはんを食べ終わったら」など、今できている習慣とセットにすると、定着しやすいです。
やること
- 1日5分のひとり読み
- 毎日好きな2~3文を書く(ひと言日記などでもOK)
判断基準
- 短文の本だけでなくストーリー性のある本も読める
- 読んだ後に内容を話せる
次にやること
短時間の”ひとり読みタイム”を習慣化し定着させる。
よくある失敗と対処法
こどもの多読でよくある失敗と対処法をまとめました。
うまくいかないなと思った時に、見返してみてください。
1.子どもが本に興味を持たない
レベルが合っていない可能性。
対処
- 文字量を減らす
- 読書時間を短くする
- 親が楽しそうに読む
2.本を破る・舐める
自然な行動。
対処
- ボードブックに変更
- 読む時間を区切る
3.年齢と本が合っていない
重要なのは年齢ではなく理解度。
対処
- 1段階戻る
- 理解優先で選ぶ
4.日本語の本ばかり読む
問題ではありません。
日本語読書はストーリー理解の土台になります。
比率をゆるく調整すれば十分です。
5.親の英語力に自信がない
音声教材や電子書籍で補えます。
完璧さより「子供と一緒に楽しんで継続」が大切です。
6.小学生から始める場合は?
小学生の場合は、
- フォニックス(音と文字のルール)
- 自力読み中心
へ移行します。
幼児期とは進め方が少し変わります。
詳しくは別記事で解説します。
まとめ
幼児の英語多読は「量」ではなく「順番」です。
音に慣れ
意味を理解し
繰り返し
物語を楽しみ
文字へ進む



この流れを守ることで、読める力は自然に育ちます。
焦らず、段階を踏むこと。
それが最短ルートです。














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