「初めての妊婦健診ってどんなことをするんだろう?」
「妊婦健診の健診内容について知りたいな」
こんにちは、アラレぽです!
初めての妊婦健診(妊婦健康診査)ってどんなことをするんだろう?って思いますよね。
私も初めての検診の際、どんなことをするのか何も知らなかったドキドキでした。
妊婦健診の内容は基本的に、ほとんど毎回共通した内容です。
しかし、検査の内容や健診回数が初期・中期・後期で変わるんですね。
ということで今回は、妊婦検診が初めての方向けに、私の妊婦検診の体験談をご紹介します!
妊婦検診の内容は?
妊婦健診(妊婦健康診査)の内容は下記のとおりです。
妊婦検診の内容について
- 計測(体重、血圧、子宮底長、腹囲、浮腫)
- 尿検査(尿蛋白、尿糖)
- 内診(触診、超音波検査、血液検査)
- 保健指導(妊娠・分娩・育児指導)
1つ1つ解説していきますね!
①計測(体重、血圧、子宮底長、腹囲、浮腫)
まず1つ目は、妊婦さんの健康状態や赤ちゃんの発育状態を把握するために行われる計測です。
妊婦健診の際毎回行う計測ですね!
計測の記録はすべて、母子手帳に妊娠中の経過として記載されます。
体重
- 体重の測定を行います。
- 初回のみ身長の測定も行うことが多いです。
私は、毎回受付が終わったと、診察の前に着衣のまま測定していました。
あまりにも短期間で体重が増えたり減ったりすると指摘されることもあるので、気温の低い日などは、中を薄着にして暖かいアウターを羽織ったりと、少しでも軽くしようとしていました(笑)
血圧
- 血圧の測定を行います。
- 妊娠初期は、ホルモンの作用により血管が広がる為血圧が低下しやすくなります。
- 妊娠中期は、子宮が大きくなることで変動が起こりやすくなります。
- 妊娠後期は、妊娠していないときの値まで徐々に上昇していきます。
血圧測定も体重測定と同じく、受付後に毎回測定していました。
私の場合は血圧の他に、心拍の計測もしていました!
※数値など詳細が知りたい方はこちらをご参照ください(出典元:妊娠と高血圧|国立成育医療研究センター)
子宮底長
- 診察台に寝転がった状態で、おなかの大きさを測定します。
- 恥骨の中央から直線距離で、子宮上の端までを計測します。
- お腹の下が少しずつふっくらしてくる妊娠4ヶ月頃から測ることが多いです。
超音波検査がなかった頃は、子宮底長を測り妊娠週数の基準と照らし合わせ、赤ちゃんの大きさや羊水の量が、基準通りに育っているかの目安にしていたそうです。
現在は超音波検査があるので、より詳しく赤ちゃんの状態を確認できるんですね!
助産師さんに毎回測ってもらっていましたが、お腹に触れるメジャーが冷たかったのを覚えています(笑)
腹囲
- 診察台に寝転がった状態で、おへそのまわり(ウエスト)の長さを測定します。
- 妊娠末期では90cm前後が平均値ですが個人差があります。
昔は、子宮底長と腹囲から赤ちゃんの体重を推定していたそうです。
現在でも赤ちゃんの体重を推定するスクリーニング法として重要で、より同じ環境で測定をするために為、診察前の排尿が必要なんだそうですよ!
浮腫(ふしゅ)
- 上半身、下半身、顔などのむくみ具合を確認します。
- むくみの出ている部分を押し、陥没するかどうかを触診で確かめることが多いです。
人によってむくみの出る部分が変わってきますが、下半身や手甲指などが比較的わかりやすいといわれています。
私の友人は、
指輪がきつくなって、まぶたが腫れぼったくなった。
と言っていました。
私は、足のスネ、足の甲指、が特に酷く、むくみすぎて足の指に爪が刺さるという経験をしました(笑)
基本的に毎回行う計測は以上の5種類となります。
②尿検査(尿蛋白、尿糖)
2つ目は、尿検査です。
こちらも健診の際毎回検査を行い、記録はすべて母子手帳に妊娠中の経過として記載されます。
尿検査のやり方と注意点
尿検査のやり方と注意点は下記のとおりです。
尿検査のやり方と注意点
- 診察前に紙コップに尿をとり提出
- 「尿蛋白」と「尿糖」の検査を行う
- 検査結果は母子手帳へ「-」「±」「+」「++」と記載される
- 妊娠高血圧症候群や糖尿病などが隠れていないかを知る目安となる
- 「+」が多いほど要注意
- 正しい結果が得られるように、中間尿(最初と終わりの部分ではなく中間部分の尿)を採尿する
通常健康な身体であれば、胃や腸で栄養をしっかりと吸収してくれます。
しかし、腎臓の動きが弱っている場合は様々な栄養素が尿に混ざってしまうんですね。
尿蛋白、尿糖の他にも、胎盤がしっかりと機能しているか、ホルモンの量は正常かなど、お母さんの身体・赤ちゃんの情報をいち早く掴める手段が尿検査です。
基準値は陰性「-」ですが、私は疲れが出た時や食べ過ぎた週は「±(プラスマイナス)」になることも多かったです。
先生によると、「±」は続くこともあるそうなので、そこまで気をつけなくても大丈夫だけど、陽性「+」が続いてしまうのはNGとのことでした!
③内診(触診、超音波検査、血液検査)
3つ目は、内診です。
基本的には、触診や超音波検査(エコー検査)になりますが、妊娠初期・中期・後期で必要に応じた血液検査も行われます。
触診・超音波検査
触診と超音波検査のやり方は下記のとおりです。
触診・超音波検査のやり方
- 診察台に寝転がった状態、もしくは診察台で診察を受ける
- 超音波検査(エコー検査)は2種類
- お腹の上から行う「経腹エコー」
- 腟の中へ挿入する「経膣エコー」
- 12週頃までは赤ちゃんがまだ小さい為、経膣エコー(経膣超音波検査)での内診が多い
経膣エコー(経膣超音波検査)は、棒状の細長いプローブを膣内へ挿入し、子宮の状態や赤ちゃんの育ち具合を確認します。
エコーといえばお腹に機器を当てるイメージが強かった為、最初の経膣エコーは少しびっくりしましたが、少し違和感はあるものの痛みや出血は全くありませんでした!
血液検査
血液検査のやり方と注意点は下記のとおりです。
血液検査のやり方と注意点
- 妊娠初期・中期・後期で必要に応じた血液検査を行う
- 自己負担による任意の検査もある
- 食事により数値が上昇するため、一般的に検査時は空腹が望ましい
血液検査の目的は、妊娠経過が正常か、病気の早期発見・予防が主です。
検査結果は次回の健診時に、先生より説明があることが多いですが、血液検査の結果によっては必要に応じて治療や指導が入ります。
また、血液検査をする当日は、一般的に空腹が望ましいですが、「食べてこないように」と指定がない場合は、食事をしてからでも問題はありません。
お腹が空いて仕方がなかった時に朝食を食べてから行くこともありましたが、その際は「何時に・何を・どのくらい食べたのか」を聞かれました!
検査直前の食事は血糖値などが上がる為、正しい数値を測るためにはあまりよくないそうです!
④保健指導(妊娠・分娩・育児指導)
4つ目は、保健指導です。
診察の際に先生とお話しすることもあれば、助産師さんとマンツーマンでお話しする「助産師外来」などもありますよ!
- 妊娠中の体の変化・妊娠中の食生活や栄養について
- 妊娠⽣活中の注意点
- 妊娠中のホルモン変化について
- 出産準備やバースプランについて
- 入院や分娩の流れについて
上記のように、妊娠から分娩にまつわる様々な指導を受けることが多いですね。
体調や体の具合、つわりの症状や赤ちゃんの様子など、ご自身の妊娠・出産・育児に対する不安や悩みについての相談も、もちろん可能です。
妊娠中はホルモンバランスが急激に変化するので、少しでも不安な気持ちがあったらどんな小さなことでも相談したほうが良いです!
まとめ|健診は赤ちゃんとお母さんの心もケアしてくれる!
記事のまとめ
- 妊婦健診で毎回行われる計測は5種類
- 母子の健康状態を把握するため尿検査は必須
- 妊娠初期の超音波検査は(エコー)は2種類
- お腹の上から行う「経腹エコー」
- 腟の中へ挿入する「経膣エコー」
- 助産師さんによる保健指導で不安や悩みを相談できる
今まで大きな病気や怪我をしてこなかった人にとって、病院の検査ってイメージしづらいですよね。
でも事前に「こんなことをするんだなぁ」と知っておくだけでも不安は減るはずです。
私も妊婦健診へ行くたびに、
- 少しでも気になったこと
- 不安に感じたこと
などを質問していました。
妊娠初期の頃は妊婦健診も月に1度なので、気になることがあったらメモしておくのがおすすめですよ!
妊婦健診には自己負担になる検査もありますが、赤ちゃんのためはもちろん、
自分自身の身体や心のケアのためにしっかり受けましょう!
妊婦健診の費用や助成については、こちらの記事にまとめています↓
ということで今回はここまで。
今日も自分にご褒美を!
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