「お腹が空いて食べたいのに食べたら気持ちが悪くなる」
「何も食べられず赤ちゃんの栄養と成長が心配」
「匂いつわりで家族の食事の用意がツライ」
こんにちは、アラレぽです!
今日はつわり中の食事ついてお話ししていきたいと思います。
つわり中の食事。。。私は正直ツライ記憶しかありません(笑)
当時、食べたくても食べられなかったり、食ベられても後で気持ち悪くなったり。
食べられないツラさももちろんあったのですが、何よりもツラく心配だったのが赤ちゃんの成長です。
「赤ちゃんにちゃんと栄養が届けられていないんじゃないか?」
「体重も減ってきているし少しでも食事が楽に食べられるようにならないかな」
「とにかく食べやすい食べ物や食べやすくなる方法が知りたい」
この気持ち、共感していただけますかね?(泣)
この記事では、そんなつわり中のお悩みを少しでも解決できるよう、
- あることを意識するだけでつわり中の食事が楽になる方法
- つわり中でも食べ物が食べやすくなる方法
を紹介しています!
つわりが引き起こす悩みは尽きませんが、不安な気持ちは少しでも取り除きたいですよね。
この記事を読み終わった後、あなたのつわりから引き起こされるツラさが少しでも緩和されたら嬉しいです!
ツラさを感じるつわりの原因は?
まずはじめに、考えてほしいことがあるんです。
それは、あなたがつわりで気持ちが悪い時、その気持ち悪さの原因をどこで感じているかです。
どういうこと?って思いますよね(笑)
例えば、つわりの症状の中で「匂いつわり(においづわり)」はよく聞く症状の1つですよね。
しかし、気持ち悪くなる原因は、本当に鼻から受ける匂いだけでしょうか?
もしかしたら、見た目から気持ち悪さを感じたりしていませんか?
つわりの原因は今もまだ科学的に解明されていない妊娠中の症状です。
ですが、つわり中に起こる気持ち悪さの原因には、「視覚・嗅覚・味覚・触覚・聴覚」といった人間の五感が隠れている場合があります。
もし、五感を意識するだけでつわりが少しでも楽になるとしたら嬉しいですよね!
ということで、五感を意識してつわり中のツライ食事を乗り越える5つの方法をご紹介します。
是非、自分がどの部分で気持ち悪さを感じているのかを意識して読んでみてください!
五感を意識してつわり中のツライ食事を乗り越える5つの方法
つわり中のツライ食事を乗り越える5つの方法
- 視覚:見た目や景色を変える
- 嗅覚:鼻呼を吸せずに食べる
- 味覚:味をしっかり確かめる
- 触覚:食感や温度に変化を持たせる
- 聴覚:音を通じて脳で心地良さを感じる
こんな経験ってありませんか?
「鼻をつまみながら何かを食べるとあまり味がしなかった」
「いつもと違う場所で食べてみたらいつもより美味しく感じた」
「冷たいジュースよりぬるいジュースの方が甘く感じた」
これらは「視覚・嗅覚・味覚・触覚・聴覚」の感覚(五感)が複雑に組み合わさったときに起こる症状です。
人間は「目・鼻・舌・皮膚・耳」から受ける感覚により、日々様々な刺激を受けています。
五感はそれぞれ1つ1つでも機能しますが、上記の体験のように組み合わせ次第でより効果を発揮し相乗効果を生むこともあるんですね!
それでは早速、「視覚・嗅覚・味覚・触覚・聴覚」を意識してつわり中のツライ食事を乗り越える効果的な方法について解説していきたいと思います!
1.視覚:見た目や景色を変える
まず1つ目は、「見た目や景色を変える」方法です。
つわりの症状には「あるものを見ると吐き気がする」といった症状があります。
そんな時は、食品の見た目や周りの景色を変えるなど、視覚からの情報を変化させることで吐き気を軽減させられます。
例えば、私は毎日食べるほど「バナナ」が大好きなのですが、つわり中の身体は不思議な程に受け付けませんでした。
その形を見るだけで吐き気がするという状態でびっくりしたのを覚えています!
しかし、バナナにはつわりを軽減してくれるビタミンB6が豊富なんですね。
もともと大好きですし、葉酸や食物繊維もたっぷりとれるので、どうにか食べられないものかと試行錯誤したところ、スムージー等のようにつぶした状態だと食べられたんです!
つわり中に食べずらかった生野菜も同様、バナナと一緒にミキサーにかけることですんなり飲むことが出来ました。
食べ物の見た目を変える他にも、食べる場所を変えるなど、視覚からの情報を上手く変化させいつもと違うシチュエーションで食事をとるのもおすすめです。
これは多くの人が経験していることだと思いますが、外でご飯を食べるといつもより美味しく感じたりしますよね。
外に行くのが大変な時は、窓を開けながら食べたり食器変えたりするのも良いかもしれません!
2.嗅覚:鼻呼吸をせずに食べる
2つ目は、「鼻呼吸をせずに食べる」方法です。
「鼻をつまみながら食べると味がしない」というのはよく聞く話ですよね。
これは、人間が鼻で嗅ぎ分けた「匂い」と舌で感じた「味」がそれぞれ脳へ伝達され、その情報を脳で統合し食材を味わっているからなんです。
例えば「プリンに醤油をかけるとウニになる」なんて話を耳にしたことはありませんか?
「目を隠したり鼻をつまんだりして食べるとまるでプリンが本物のウニのように感じる」という不思議な現象ですが、まさに食を脳で味わっていますよね。
特にうま味といわれる食材の個性に当たる部分は、嗅覚がとても大事になってきます。
つまり、食材の個性は鼻呼吸をせず食べることで感じにくくなる、というわけなんですね。
匂いつわり(匂いづわり)の人にはぴったりの方法ですね!
私もつわりがピークの頃、匂いつわりにはかなり悩まされていました。
仕事でもお弁当を作り販売していたのですが、ご飯が炊ける匂いはもちろんとにかくいろんな匂いがするので毎日辛かったです。
スーパーで買い物をする際も、お惣菜の匂いや鮮魚の匂いがツラく、しばらくの間は旦那さんに買い物を頼んだり、ほとんどのものをネット注文していました。
しかし、鼻にティッシュを詰めてマスクを二重につけると、症状がかなり軽減されたんです!
少々荒業ですが本気で言っています(笑)口呼吸にもなるので喉が渇きやすいというデメリットもあります。ですが、マスクの下を誰かに見られることはないですし、それ以上にメリットもありました!
1〜2時間に1回の水分補給は喉についた細菌を繁殖させずらくするので、同時に風邪や便秘の予防にも効果的なんて凄くないですか!?
匂いと言えば、シャンプーやアロマなどの香りにも変化がありましたね。
もの凄く苦手だったラベンダーの香りが、とても良い香りに感じていたのを強く覚えています。
枕に少し香りを付けて寝ると、気持ち悪い中での寝つきも良かったです!
ラベンダーの匂いにはリラックス効果もあるのでその点も良かったのかもしれません。
ちなみに産後の現在はラベンダーの香りが苦手部類に逆戻りしました(笑)
ホルモンバランスの変化で、嗅覚がこんなに変わるんだなぁ改めて実感しています!女性の身体って不思議ですよね!
3.味覚:味をしっかり確かめる
3つ目は、「味をしっかり確かめる」方法です。
味は舌にある「味蕾(みらい)」という部分で識別しており、「塩味、甘味、苦味、酸味、うま味」といった5つの味が感じられます。
その中でも食品や食材の「うま味(食材の個性)」を感じるには、先ほどの「嗅覚」で触れたように鼻から嗅ぎ分けた匂いが必要になります。
逆に言うとその他4つの味覚「塩味、苦味、甘味、酸味」は、嗅覚(匂い)がなくても舌のみで認識出来るんです。
つまり、もし鼻をつまんでも食べられない場合は、うま味に重要な「匂い」よりも、塩味、苦味、甘味、酸味といった舌単体で感じられる「味」が気持ち悪くなる原因になっている場合もあるわけです。
ポイント:人間は舌にある「味蕾(みらい)」で5つの味「塩味、甘味、苦味、酸味、うま味」を識別している
塩味、甘味、苦味、酸味 = 舌(味蕾)で認識
うま味 = 舌(味蕾)+ 鼻(匂い)で認識
昔は舌の位置によって感じ取りやすい味が分かれていると言われていたそうですが、最近では舌で感じた味は情報が脳に送られるため、舌のどの部分でも全ての味を感じられるそうです。
本来であれば、食品や食材独特のうま味・匂いを楽しみたいところですが、つわり中には逆効果になる場合があるので、舌からの情報をもとに食べられる味を探すのも一つの手かもしれません!
原因が「匂い」なのか「味」なのかが分かると、食べられるものと食べられないものの判断もしやすくなりますね!
5.触覚:食感や温度に変化を持たせる
5つ目の方法は、「食感や温度に変化を持たせる」方法です。
皮膚には「触覚、圧覚、痛覚、冷覚、温覚」5つの感覚ががあります。
これらは舌でももちろん感じられる感覚なので、上手く利用することによってつわり中の食事がかなり楽になります!
食べ物を美味しく食べるには、食べる食品や食材に合った適温で食べるのがベストです。
しかし、味覚の部分でも少し触れましたが、つわり中には逆効果になる場合があります。
本来は、食品や食材独特のうま味・食感も楽しみたいところですが、温度が高いと湯気と一緒に匂いも強く感じやすくなりますよね。
また、甘味は体温に近い温度で一番強く感じ、逆に冷たいものや熱いものを摂取するときには甘味を感じにくいです。
冒頭で触れたバナナのお話を覚えていますでしょうか?
「大好きなバナナ→見た目が苦手で食べられなくなる→スムージーで摂取できた!」
という話でした、実はあと2つ大事なことがあったんです。
それが、独特の食感が消えたことと、温度変化によりバナナの味と匂いが減ったことなんですね。
氷を入れミックスすることで食感が消え温度が下がり、匂いも味も弱くなることで摂取しやすくなったわけです!
舌からの情報はつわり中の食事にとても有効な情報源になります。
食感や温度を工夫して自分の食べやすい適温を探しましょう。
5.聴覚:音を通じて脳で心地良さを感じる
5つ目は、「音を通じて脳で心地よさを感じる」方法です。
自分にとって心地よい「音」や「音楽」ってありませんか?
水が流れる音、森の音、オルゴール音に加え、近年YouTubeなどでも流行っている「ASMR」なんていうものもありますよね
ASMR(エーエスエムアール)とは
- 自律感覚絶頂反応(じりつかんかくぜっちょうはんのう)
- Autonomous Sensory Meridian Response」略
- 脳がゾクゾクするような心地良い感覚
- イヤホンやヘッドフォンで聞くことが推奨されている
- 入眠補助やストレス解消にも
・ASMRを誘発する音源には個人差があり、綿棒で耳元をこする音やキーボードのタイピング音など様々である。
・全体的にASMR感覚量は、人工音で高く、特に耳かき音と、シャンプーをされる音で高い数値を示した。
出典:ASMR (自律感覚絶頂反応) を誘発させる音刺激の物理因子解析
人間は聴覚から様々な反応を感じています。
自分が心地良いと感じる=耳から聞いた音によって脳が心地良さを感じているわけです。
脳が心地よさを感じリラックスできると、自律神経が整いやすくなるんですね!
妊娠中はホルモンバランスの変化により、体型が変わったり生理中みたいな憂鬱さが続きやすく自律神経が乱れやすいです。
ただでさえつわりでツライ中、身体は出産に向けてどんどん変化する為、心身共に負担が大きくとても疲れやすい状態が続きます。
しかし、脳がリラックスできる環境が作られると、幸せホルモンである「セロトニン」が分泌され、「交感神経」と「副交感神経」の切り替えがスムーズにできるようになるんです。
つまり、音や音楽によって脳がリラックスできる環境を作ると、乱れた自律神経がだんだんと整っていくんですね!
私は、自律神経が整ったことでつわりのツラさが軽減しストレスも減少しました!
ちなみに、当時私が聞いていた音楽はコチラです!気になる方は覗いてみてくださいね!
つわり中に心配な赤ちゃんの成長は?病院の先生に聞いてみた
つわり中はどうしても、栄養面に心配が出てきますよね。
どんなつわりの症状でも、自分はともかく赤ちゃんへ栄養がしっかりいきわたっているのか、ちゃんと育っているのか気が気でない方も多いと思います。
当時私も心配で病院の先生に相談しました。
すると、妊娠初期の栄養についてはつわりで体重が一時的に減ったとしても、妊娠中全体を通して最終的に体重がしっかり増加していれば、あまり心配しなくても大丈夫とのことでした。
こんな記事もあったのでご紹介しますね!
「つわりでご飯が食べられない!」は、赤ちゃんの発育に影響しません
出典:エコチル調査でわかったこと|エコチルとやま
もし、母体の栄養摂取が十分でない場合でも、胎児は正常に発育しようとするので、まずは母体の方へ影響が出てくるそうです。
例えば、つわりが酷く飲んだり食べたり出来ない状態(脱水状態)や、飲んだり食べたりしても吐いてしまう、妊娠悪阻(にんしんおそ)などの場合です。
妊娠悪阻は通常のつわりとは異なる重度のつわりと言われ治療が必要です。基本的に妊娠に関する費用は保険適応外ですが、医療的な治療が必要な症状についてはしっかり保険適用されます!
つわり中はどうしても赤ちゃんの発育が気になりますが、母体あっての赤ちゃんです。
症状が酷い軽い関係なく、つわりがツラい場合はすぐに病院へ行きましょう。
つわり中の注意点とつわりに対する考え方
つわりでもう一つ大事だと思ったのが「つわり中は食べられるものがあるなら食べられるタイミングで何を食べても良い!」ということです。
もちろん妊娠中食べてはいけないもの(生もの 、水銀を多く含む魚、カフェインなど)は控えなければなりません。
しかし、つわりによるストレスや不安などから、気がめいってしまうなどといった悪循環を発生させないようにするのが1番大事なのではないかと思うんですね。
ただ1つだけ、1日中何かを口にするということが習慣化しないようにだけ注意しましょう。
食べることが癖になってしまうと、中期~後期にかけ体重のコントロールがきかず、体重管理が出来なくなってしまう原因になりかねません。
妊娠期間全体を通してに太り過ぎると、妊娠中毒症や妊娠糖尿病などの病気にかかるリスクも高まるので、つわり中の期間限定にとどめましょう!
つわりと五感の関係性は?
ここまで、つわりと五感(視覚・嗅覚・味覚・触覚・聴覚)の関係について紹介してきました。
が、、、。
実際に「つわり」と「五感」が直接的に関係があるかどうかはわかりません(笑)
というのも、そういった医学的エビデンスがあるわけでもないですし、冒頭にもお伝えした通り、つわりの原因は今もまだ科学的に解明されていない妊娠中の症状だからです。
「胎盤から分泌されるホルモンが引き起こす体調不良」「順応反応」「アレルギー反応」といった仮説もありますが、つわりに対する完璧な対処法は残念ながら今もわからないというのが現実です
でも、だからこそ自分の症状にあった方法で、つわりが終わるのを待つのが1番の対処法なのではないかと私は思うんですよね。
私は、とにかくつわりがツラかったです。
妊娠中にツラかったベスト3はこんな感じで、
1位:つわり
2位:睡眠
3位:むくみ
ナンバー1はつわりです(笑)
他は何とか対策があったのでツラくても我慢できたんですが、つわりは本当にもう何もできず終わりが見えないのが本当にツラかったんです
「つわりはこういうものなんだ」と思いながらも、少しでもつわり中に食べられるものを探し、気持ち悪さが少しでも軽減できる状態を自分の身体の声を聴きながら模索しました。
こうしてたどり着いたのが「つわりと五感」の関係です。
つわりに関する情報はネットにたくさん溢れています。
ですので、私の考えも1つの案として、とらえてくださると嬉しいです!
もし試して自分と相性が良いものがあれば、是非継続してくださいね!
まとめ|つわりはあなたの身体の声を聴けるチャンスです!
記事のまとめ
- つわり中の食事を乗り越えるには五感を頼りに自分の身体の声を聴くことが大事
- つわり中に体重が減っても赤ちゃんへの成長はあまり心配しなくてもOK
- つわり中は基本的に好きなものを食べても良いが習慣化に注意
つわりによる気持ち悪さにも、原因となる「いくつかの情報」が隠れている場合があります。
その原因に気づくことによって得られるメリットはつわり中の食事負担が減るだけではありません。
原因に気づくことによって得られるメリット
- つわり中の食事負担が減る
- 摂取できなかったものが摂取できると達成感を得られる
- 飲食が進むとだんだんと便秘が解消され腸内環境が整う
- 少しでも栄養が取れることで栄養不足による不安が減る
このように、つわりでツライ時期に食事ができるようになると、つわり中の食事負担が減るだけでなく3つの成功体験も生まれます。
これらの成功体験には「セロトニンの分泌」「達成感」「腸内環境の変化」といった自律神経を整える効果もあるんですね。
冒頭で記事に書いた通り、私の場合は食べられなかったバナナがまた食べられるようになっただけなんですけどね(笑)
自分が無理だと感じたことをやり遂げると自信に繋がります。
是非自分の五感を頼りに身体の声を聴き、つわり中のツライ食事を乗り越えてください。
ということで今回はここまで!
この記事にたどり着いたあなたは、つらい現状の中で「何とかしたい!」と行動を起こし、成功体験への一歩を踏み出せています!
その一歩を大切に、今日も自分にご褒美を!
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